「投手大谷翔平プラン」投手陣崩壊のドジャースを救うプランがポストシーズンで実行される可能性
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
来シーズンと思われていた「投手大谷翔平プラン」が、ポストシーズンで実現する可能性が浮上した。
大谷はすでにブルペンにおいて捕手を座らせた状態で25球を投げ込んでおり、その球速は93マイル(約150キロ)に到達しているためポストシーズンまでにはさらに状態は上向くはずだ。
投手陣崩壊のドジャース。ポストシーズンで大谷翔平が投手として起用される可能性も
ポストシーズンが迫る9月中旬だが、グラスノーが怪我を悪化させ今シーズンの復帰が絶望となった。
山本由伸も復帰したばかりであり、カーショーやギャビン・ストーン、ジョー・ケリー、アンソニー・バンダといった投手たちが怪我で戦列を離れている。
直近の10試合では4勝6敗と負け越しており、ナショナルリーグ西地区では2位パドレスに3.5ゲーム差まで迫られている。
打撃陣はベッツが復帰し大谷とフリーマンのMVPトリオが揃っており、テオスカー・ヘルナンデスやマックス・マンシー、ウィル・スミス、トミー・エドマン、ミゲル・ロハスなど戦力が充実しているが、投手陣はまさに「火の車」だ。
そんな緊急事態の中、「投手大谷翔平」が実現する可能性がわずかながら浮上している。
ロバーツ監督も、「順調に進み投げる必要性がありショウヘイの身体の状態が整ったとしたならば素晴らしい」とポストシーズンでの復帰を否定していない。
可能性としてはかなり低くはあるが、大谷のリハビリが当初の予定よりも順調に進んでいて、医学的にGOサインが出るのであれば、1イニング限定などの条件付きでマウンドに上がる可能性はあるだろう。
そうなれば、もしかしたら「先発山本由伸→リリーフ大谷翔平」といった夢の投手リレーが実現する可能性もあるわけだ。
多くのファンは「焦らずに投手大谷は来シーズンからで」という意見だが、早期復帰しポストシーズンで投手としても戦力になる大谷を見てみたい気持ちもあるはずだ。
「50-50」達成にも注目が集まってはいるが、ドジャースにとって最も重要なのはポストシーズンで勝ち進みワールドシリーズを制覇することだ。
そして大谷自身もそれを強く望んでいる。
果たして10月のポストシーズンで「投手大谷翔平」を見ることができるのか。
今後の動向に注目しよう。
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