
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
8月28日、MLB「ロサンゼルス・ドジャース対シンシナティ・レッズ」の一戦が行われ、5-1でロサンゼルス・ドジャースが勝利した。
前日まで2位のパドレスと1ゲーム差だったが、同日行われたマリナーズ戦に敗れた(75勝59敗)ためドジャースはこの勝利で77勝57敗とし2ゲーム差に広げることに成功した。
この試合では大谷翔平が先発マウンドに立ち、5回1失点の好投で今シーズン初勝利を飾った。
投手大谷翔平がいよいよ全開モードに
初回の大谷は先頭打者のフリードルに安打を放たれるも後続打者を2つの空振り三振とセンターフライに仕留め良い立ち上がりとなった。
2回は先頭打者のラックスを空振り三振にするものの、続けて四球を出しワイルドピッチが絡み2,3塁のピンチを迎える。
しかし、ここから大谷は一気にギアを上げる。
キレのあるシンカーやカーブ、100マイルのストレートなど明らかにギアを一段階上げ2者連続空振り三振でピンチを脱する。
3回にレッズの2番打者ノエルビ・マルテにソロ本塁打を放たれるも、その後は2者連続三振に斬って取り4回、5回も3者凡退に仕留めた。
5回打者19人1失点、76球、被安打2、与四球2の素晴らしい登板だった。
過去2戦は4失点(エンゼルス戦)、5失点(ロッキーズ戦)と投手としての調子を崩していたが、このレッズとの試合での好投によりレギュラーシーズン終盤やポストシーズンにも期待が持てる。
まだ早い段階で肩で息をするような状況ゆえに6回、7回など80球以上を投げるのはリスクがあるように見えるが、レギュラーシーズン終了まで残り30試合程度であることから、まだ数試合先発投手としてマウンドに上がれる。
そういった意味では、ポストシーズン頃にはかなり「投手大谷翔平」が仕上がっているのではないかと期待できる。
打者としても4回に安打を放ち、得点につなげるなど勝利に貢献した大谷。
ドジャースはナショナル・リーグ西地区の首位を走り、打者としてはシュワーバーとともに45本の本塁打を放つなどリーグトップに君臨している。
打者としての実績に加え投手としても初勝利を挙げたことでナショナル・リーグのMVP争いを完全にリードしたと言っても良いだろう。
果たして大谷はここからどれほど「二刀流」で我々を驚かせてくれるのか、今後の活躍に期待大だ。
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