大谷翔平、ホームランダービー欠場濃厚で日本人初の本塁打王が現実的目標に
大谷翔平(Photo by Diamond Images / Getty Images)
7月11日にメジャーリーグのオールスター戦が行われるが、大谷翔平は1次投票ですでに野手としてDH部門1位となり選出されている。
大谷が前日10日に行われるホームランダービーを辞退する可能性が高いとエンゼルスのネビル監督が示唆しているが、辞退となれば後半戦にそれほど疲れを残さずに望めるため、日本人初となるメジャーリーグ本塁打王獲得の可能性が高まる。
6月15発の大暴れでオールスターでも主役間違いなし
すでに今季のMVPは決まってしまったかもしれない。
それほど6月の大谷は異次元の活躍を見せた。
6月だけで15本の本塁打を放ったが、これはメジャーリーグのアメリカンリーグにおいて史上4人目の快挙となる。
さらに記念すべき15本塁打目は自己最長飛距離かつ今季のメジャーリーグで最長となる150メートルの特大弾だった。
本塁打ランキングでも首位を独走しており、打点でも首位に立っている
投手としても、勝利数こそ7勝で10位タイとなっているが、奪三振では2位につけている。
そんな大谷は、もちろんオールスターに選出される選手たちの中でも主役となる選手だ。
同僚のトラウトと共にきっとオールスターを盛り上げてくれることだろう。
ホームランダービーは辞退の可能性大も後半戦に好影響か
6月29日、エンゼルスのネビン監督は「大谷はホームランダービーを辞退するだろう」と示唆した。
一昨年はホームランダービーに出場したことによる疲労とフォームの乱れによってシーズン後半に失速し、46本止まりだった。
今シーズンは、ホームランダービーを辞退することとなればそれほど疲労を引きずらずにシーズン後半を戦える。
同じ日本人という贔屓目抜きにしても、本塁打王獲得の可能性が十分にあると言えるだろう。
アーロン・ジャッジも復帰が近く、ランキング2位のルイス・ロベルトも直近6試合で5本を放っているため簡単ではないが、期待してしまうほど現在の大谷には可能性を感じる。
オールスターでのスターたちとの共演にはもちろん注目だが、シーズンで50本以上を放ち日本人初となる本塁打王獲得なるか、オールスター後の大谷にも引き続き注目しよう。
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