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大谷翔平(写真:AP/アフロ)

「MLB」ドジャース大谷翔平の新シーズン打順は昨季と同じ1番かそれとも・・・

大谷翔平(写真:AP/アフロ)
MLB開幕まではまだ1ヶ月半以上あるが、昨季ワールドシリーズを制覇したロサンゼルス・ドジャースはすでにブレイク・スネルや佐々木朗希、タナー・スコット、マイケル・コンフォートなど優秀な選手を獲得しており、連覇に向けて盤石の体制を築いている。

チームの顔である大谷翔平が二刀流を復活させるため、「投手大谷」がどれほど活躍するのかも注目だが、「打順」に関しても注目すべきだ。

昨季と同じ1番か、それとも2番に変更か

結論から先に言えば、昨季と同じ「1番・大谷」が最も有力だ。

打席が一番多く回る打順であり、ドジャースで最も打率が高く盗塁もできる大谷が1番を務めるのは当然だといえる。

しかし、懸念されることがある。

それは、「二刀流を復活させるため盗塁が大幅に減る」ということだ。

昨季59個もの盗塁を成功させた大谷だが、それは打者に専念したシーズンだったからという背景がある。

実際に二刀流でプレーしていたエンゼルス時代では、シーズンで10~20個程度の盗塁数だった。

ドジャースでも盗塁数が激減するならば、1番に固定するという選択肢以外も「あり」ではないか。

大谷がドジャースに加入した当初のように、「1番・ベッツ」「2番・大谷」という並びでも良いだろう。

3割近い打率が期待できるベッツが1番打者ならば、大谷はより打点が稼ぎやすくなるはずだ。

同じくMVP経験者のフリーマンも3割が期待できる打者であるため、「1番・ベッツ」「2番・フリーマン」「3番・大谷」といった打順でも破壊力抜群だ。

この並びでレギュラーシーズンを戦ったならば、間違いなく大谷は打点王を手中に収めるだろう。

ただし、ベッツとフリーマンは30歳オーバーの選手であり、年々盗塁数が減ってきている。

フリーマンに関しては昨季足首を負傷しており、新シーズンはほとんど盗塁を仕掛けないだろう。

そういった意味では、やはり「1番・大谷」が妥当な判断か。

8番、9番で粘り強く出塁し大谷に回すことができるエドマンがいることで、大谷は1番打者であっても打点を稼ぎやすいのも確かだ。

また、自国リーグで4年連続打率3割以上の記録を残しており足も速いキム・ヘソンの9番起用が当たれば、「8番・エドマン」「9番・キム・ヘソン」という「仮想1・2番コンビ」が組める。

キム・ヘソンではなくミゲル・ロハスを9番においても同様の効果が得られるため、「1番・大谷」が最も現実的な打順だといえるだろう。

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