ヤクルト村上宗隆、ホームラン年間18本ペース、打率.196と絶不調、考えられる原因とは
写真:村上宗隆(西村尚己/アフロ)
4月18日に行われたプロ野球セリーグの「ヤクルト対中日」の一戦は、2-0でヤクルトが勝利した。
松山・坊ちゃんスタジアムで行われたこの試合では、WBCでも活躍した村上宗隆が先制タイムリーを放つなど躍動。
しかし、今季の序盤の成績は芳しくなく、ホームラン2本、打率は.196と低迷している。
村上宗隆が絶不調の理由
史上最年少の三冠王であり、左打者としてシーズン最多本塁打記録、プロ野球史上初の5打席連続本塁打など、村上宗隆は23歳にしてすでに日本プロ野球界トップクラスの実績を残している。
日本プロ野球を代表する4番打者として、今後はメジャーリーグ挑戦も期待されている超逸材だが、今季はかなり絶不調に陥っている。
15試合を終えた時点で51打数10安打、打率.196、2本塁打と、56本塁打、打率3割以上を記録した昨季と比べるとあまりにも寂しい数字となっている。
打率もさることながら、本塁打2本という数値は村上にとってはかなり少ないペースだと言える。
試合数を踏まえれば、年間18本ペースとなる。
56本を放ったホームランバッターとしてはあまりにも寂しい数字だ。
この不調の原因として考えられるのは、以下のようなことだろう。
昨季終盤からの不調を引きずっている
昨季の村上は、打率.318の本塁打56本、134打点と異次元の活躍をしたわけだが、55本を打った後はなかなか打てなかった。
12試合53打席で本塁打が出なかったのだ。
プレッシャーからくるスランプであったと思われるが、今季の村上もWBCで注目度がさらに高まったため、大きなプレッシャーにさらされながらプレーしている。
昨季終盤の不調を引きずっている可能性は高いと言えるだろう。
本調子ではないだけで6月以降に巻き返す
多くの打者に同じような傾向があるが、村上も春先はあまり調子が良くない。
例年4月5月は2割半ば程度の打率であり、本塁打も夏場よりも確実に少ない。
本調子となるのは6月以降であるため、そこまで気にしなくても大丈夫といった見方もできる。
特に今年はWBCがあり、コンディションの調整が難しいシーズンである。
5月半ばくらいまでは辛抱の打席が続く可能性が高いが、それ以降はエンジン全開で打率も本塁打も上向きになっていく可能性が高い。
ファンは村上様の目覚めを首を長くして待つことにしよう。
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