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大谷翔平(写真:AP/アフロ)

グラスノー好投もパイレーツ投手陣に抑え込まれ敗戦のドジャース。ヤンキース3連戦が迫るが調子を上げられるか

大谷翔平(写真:AP/アフロ)
6月5日、MLB「パイレーツ対ドジャース」の一戦が行われ、1-0でパイレーツが勝利した。

ドジャースの大谷翔平は2番指名打者で出場し、4打数1安打だった。

ドジャースはこの試合勝利すれば3連勝となるところだったが、パイレーツの投手陣に完全に抑えられ1得点も取れず敗戦となった。

グラスノー好投も勝利に結びつかず

ドジャースにとって先発の柱の1人であるグラスノーで勝利できなかったのは非常に痛い。

5月17日のレッズ戦と5月23日のDバックス戦で連敗を喫していたグラスノーだが、5月29日に行われたメッツ戦で7回2失点8奪三振と好投していた。

打線の援護がなかったため勝ち投手とはならなかったが、コンディションは上向きで、本日のパイレーツ戦も6回1失点と良い内容でリリーフ陣に受け渡した。

リリーフのベシア、ラミレスも失点ゼロで抑えたものの、打撃陣が完璧にパイレーツの投手陣に抑え込まれた。

大谷は8回の第4打席に安打を放ち、続くフリーマンが2安打、ウィル・スミスとギャビン・ラックスが1安打となったが、ドジャースの安打はその5安打のみとなり、打線がつながらなかった。

5月の5連敗からチームは復調も波に乗り切れず

5月下旬にはワールドシリーズ制覇を狙うドジャースにしては意外ともいえる5連敗があったが、その後勝ちが先行するようになりチームは復調気味だった。

このパイレーツ戦で勝利すれば3連勝となり、5連敗以降を6勝1敗と大きく勝ち越すことになるところだったが、勝ち切ることができなかった。

ナショナルリーグ西地区では2位のパドレスを大きく引き離して首位を独走しており、ナショナルリーグ全体でも2位の勝率を誇っているが、連勝が長く続かない。

山本由伸、グラスノー、ストーン、パクストンといった安定した先発投手陣にフィリップス、ハドソンといったリリーフ陣は非常に安定しており、大谷翔平やベッツ、フリーマン、スミスら打撃陣は言わずもがな対戦する投手が嫌がるほどの爆発力を有している。

戦力的にはメジャーリーグでもトップ3に入るだけに、あとは「勢い」が付くかどうかとなるだろう。

6月8日からはヤンキー・スタジアムでヤンキースとの3連戦が予定されている。

現在6連勝中のヤンキースは調子を上げており、今の調子でヤンキースとの3連戦を迎えれば負け越しの可能性も十分にありえる。

例年大谷は6月に絶好調モードとなるが、果たしてこのヤンキースとの連戦を前に好調モードに入ることができるのか。

また、ヤンキースとの初戦で先発予定となっている山本由伸がジャッジ率いるヤンキースの強力打線を抑えることができるのかも注目だ。

とにかくドジャースとしては、ヤンキースとの連戦前にパイレーツから2連勝し勢いをつけたいところだ。

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