
デーブ・ロバーツ監督(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
9月29日(日本時間)、MLBポストシーズンの組み合わせが発表された。
大谷翔平や山本由伸、佐々木朗希が所属する昨季ワールドシリーズを制したドジャースは、ナショナル・リーグ中地区3位のレッズと対戦することが決まった。
WCSで対戦するレッズにはレギュラーシーズンで大きく勝ち越している
ドジャースは今季のレギュラーシーズンでレッズと6度対戦しているが、5勝1敗と大きく勝ち越している。
大谷翔平にとっては25打数3安打の打率.120、本塁打なしと相性は良くないが、ドジャースとしてみると6試合で15失点と少ない失点数に抑えられており、打撃でも30得点と1試合平均5得点も奪っている。
ちなみにWCSを勝ち上がった際に対戦する東地区1位のフィリーズとはレギュラーシーズンで6度対戦し2勝4敗と負け越しているため、ポストシーズンの大きな山場となるはずだ。
カーショーや佐々木朗希のリリーフ起用で安定感増すリリーフ陣
今季のドジャースは、怪我人続出や不調だった打撃陣がシーズン後半に復活し、先発投手の山本由伸とブレイク・スネル、大谷翔平もシーズン終盤に非常に安定した投球を披露した。
ただしリリーフ陣は火の車で、トライネンが防御率5.40、イェーツが防御率5.23、スコットが防御率4.74と期待されていたリリーフ陣投手の多くが結果を残せなかった。
リリーフ陣で信頼できるのは、68試合に登板し防御率3.02のベシアと67試合で防御率2.95のドレーヤー、若手でありながらも防御率2.37と結果を出したエンリケスの3選手くらいか。
しかし、ポストシーズンは山本とスネル、大谷を先発投手として軸にし、カーショーや佐々木、場合によってはグラスノーもリリーフに回す可能性がある。
すでにカーショーと佐々木に関してはレギュラーシーズン終盤にリリーフ起用を試しており、リリーフで結果を残せるクオリティであることを確認している。
この2人にグラスノーが加われば、これまで弱点だったリリーフ陣が一気に強固なレベルとなる。
やや短めの投球回となりそうな大谷のリリーフにグラスノーを起用すれば、高い勝率が期待できるだろう。
果たしてドジャースは得意とするレッズを退け苦手とするフィリーズを撃破できるのか。
そして2シーズン連続となるワールドシリーズ制覇を成し遂げることができるのか。
ポストシーズンのドジャースに期待しよう。
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