
大谷翔平(写真:AP/アフロ)
7月13日(日本時間)、MLB「サンフランシスコ・ジャイアンツ対ロサンゼルス・ドジャース」の一戦が行われ、1-2でドジャースが勝利した。
この試合に先発した大谷翔平は復帰後最多となる3回を投げ切り、被安打1、無失点と好投した。
球速や変化球のキレは抜群!残すはスタミナ面と打撃への影響度合いの確認のみか
この日のジャイアンツ戦に登板した大谷は、ストレートの球速も伸びもあり、変化球のキレも良かった。
投手として全盛期の状態に戻っており、今後の課題は「スタミナ面」と「打撃への影響」のみとなるだろう。
この日は復帰後最多となる36球を投げ、3回を被安打1の無失点に抑えた。
復帰後の防御率は驚きの1.00となっているが、スタミナ面でどの程度の負荷が掛かっているかはまだ完全に把握はできていないはずだ。
今後は4回、5回を投げ切り投球回数を増やしていくことで回復にどの程度時間が必要となるかを見極める必要があるといえるだろう。
また、登板の日の打撃への影響もしっかりと見極めたいところだ。
この日は4打数無安打で終わり、直近の試合でも7月6日の登板試合では4打数1安打、6月29日の登板試合では4打数無安打と打撃は不調だった。
31歳となった肉体でどれだけハイレベルな二刀流が実践できるのか、今後行われる4~5試合の登板試合で把握できるはずだ。
チーム状況は良くないため、大谷の投手としての復調は唯一のポジティブなニュースといえるだろう。
ドジャースはナショナル・リーグ西地区首位も課題は多い
96試合を終えて57勝39敗勝率.594でナショナル・リーグ西地区首位となっているドジャースだが、決してチーム状態は良くない。
実際に7連敗も経験しており、投手陣は怪我人が多く防御率4点以上で西地区のライバルであるジャイアンツやパドレスよりもかなり悪い状態だ。
打撃に関しても6月までは好調だったが、7月は5点以上を記録した試合が4試合のみとチーム全体が湿っている。
打率.249と精彩を欠いた状態が続いているベッツや序盤戦以降調子を落としているエドマンとフリーマン、出場機会は与えられているものの打率.176と低迷しているコンフォートなど、チームとしての爆発力に悪影響を及ぼす選手が多すぎる。
明日行われるジャイアンツとの試合後、オールスター期間で4日間空くため、不調な選手はリフレッシュしなんとか調子を取り戻してもらいたいものだ。
Follow @ssn_supersports