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山本由伸(写真:AP/アフロ)

山本由伸やグラスノー、ビューラーが故障者リスト入りで投手陣崩壊のドジャース、POに向け1位or2位死守を目指す

山本由伸(写真:AP/アフロ)
7月10日、MLB「フィリーズ対ドジャース」の一戦が行われ、10-1でフィリーズが勝利した。

ナショナルリーグ勝率1位を争う直接的なライバルに敗戦したドジャースだが、山本由伸やグラスノー、ビューラーといった先発投手陣が軒並み故障者リスト入りしており直近10試合で75失点と厳しい状況となっている。

ベッツ不在だけでなく投手陣も崩壊でナショナルリーグ勝率1位が厳しくなったドジャースく

MLBのプレーオフは、各地区1位になることで自動的にプレーオフに参加できるが、「東地区」、「中地区」、「西地区」の1位の中で最も勝率が高いチームは、リーグチャンピオンシップ(ワールドシリーズの1つ手前の戦い)まで地区1位のチームと対戦することがない。

各地区1位の中で勝率3位のチームとなると、勝率2位のチームとディビジョンシリーズで対戦する可能性があるだけでなく、ワイルドカードシリーズがあるため1位と2位のチームよりも1つ対戦が多くなる。(3戦中2勝したチームが勝ち上がり)

ドジャースは現在ナショナルリーグの西地区で首位を独走しており、余程のことがない限りはプレーオフ進出を逃すことはないだろう。

しかし、現時点の成績で考えると、ナショナルリーグ各地区1位の中で勝率は2位となっており、今後勝率が低下してしまうと3位に転落しワイルドカードシリーズに回る可能性が出てくるわけだ。

それゆえに、「パドレスとのゲーム差がまだ7.5あるから大丈夫」と楽観視するわけにはいかないのだ。

ナショナルリーグ首位のフィリーズとの3連戦初戦を落としたことは非常に痛く、さらにベッツや山本由伸、ビューラーに加えてグラスノーが故障者リスト入りしたことでナショナルリーグ首位を目指すどころか2位キープも怪しくなってきてしまった。

ナショナルリーグ地区1位の中で勝率3位のブリュワーズは.576とドジャースの.598とそれほど大きく離れてはいない。(2ゲーム差)

ドジャースが2位をキープするためには、残った投手陣がいかに踏ん張れるか。

そして大谷翔平やフリーマンといった柱となる打者がいかに打撃で勝利に導けるかがキーとなるだろう。

負傷者たちが戦線に復帰するまで持ちこたえてもらいたいものだ。

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