山本由伸(写真:AP/アフロ)

「MLB」先発投手の怪我人続出で危機到来のドジャース!柱は山本由伸のみか

山本由伸(写真:AP/アフロ)
ドジャースの先発陣が昨シーズン同様に緊急事態に陥っている。

4月27日のパイレーツ戦で先発の柱の1人であるタイラー・グラスノーが緊急降板したのだ。

左肩の違和感での降板となり、20日のレンジャーズ戦でも両ふくらはぎのけいれんによって緊急降板しており、今後戦力として計算しづらくなってきているのは確かだ。

ドジャースはグラスノーだけでなく多くの投手が負傷者リスト入りしているため、シーズン序盤にして早くもピンチとなっている。

柱として期待したスネル、グラスノーが負傷

ドジャースの先発投手では、サイ・ヤング賞投手ブレイク・スネルは左肩の炎症で負傷者リスト入りしている。

さらにパイレーツ戦で降板したグラスノーも負傷者リスト入りの可能性が高まっているわけだ。

ドジャースのレジェンドでありサイ・ヤング賞投手のカーショーはマイナーで投げ始めたばかりであり、実際にメジャーで先発するにはまだ時間が必要だ。

もちろん、今シーズンのどこかで二刀流復活となる大谷翔平も投手としては負傷者とカウントしていいだろう。

シーズン前はMLB屈指の先発ローテーションと称されたドジャースだが、見る影もない状態となっている。

頼れるのは山本由伸ただ1人

現時点で頼りにできる先発投手は山本由伸ただ1人といえるのでないだろうか。

3勝2敗と勝ち星にはまだそれほど恵まれていないが、防御率は圧巻の1.06であり、すでにMLBで3本の指に入る先発投手と言っても過言ではない。

佐々木朗希はこれまで6度先発しており防御率3.55とまずまずの成績は挙げているものの、先発の柱としてはまだ計算できない。

ダスティン・メイも同様に防御率3.68とまずまずだが、柱としてはまだ物足りない。

とはいえ山本と佐々木、メイが「現状では」ドジャースにとって先発の柱であることは間違いない。

この3人にようやく復帰となるゴンソリンが加わる形だが、それでもまだ1枠足りていない。

リリーフのベン・カスペリアスを応急処置的に先発投手として起用する可能性や、不安定ではあるがランドン・ナック、ボビー・ミラーらを起用する可能性が考えられる。

5月にはアウェーゲーム10連戦も予定しているため、先発投手が足りていないドジャースにとってはかなり苦しい期間となりそうだ。

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