クレイトン・カーショー（写真：AP/アフロ）
2月12日、ロサンゼルス・ドジャースは昨季終了後FAとなっていたクレイトン・カーショー（36）と再契約するとスポーツ専門局『ESPN』など複数のメディアが報じた。
メディカルチェックの結果に問題なければ正式発表される予定だ。
ワールドシリーズ連覇に向け最後のピースが加わることになり、ドジャースは最高戦力を集結させることに成功した。
キケ・ヘルナンデスとも再契約し投打とも強力な戦力に
夏前から本格的に復帰できるカーショーの再契約は、確実に投手陣の層を底上げするものとなる。
手術を繰り返しており、年齢的にも若くないためサイ・ヤング3度受賞したスターといえども復帰後に無双するような活躍は難しいだろう。
ただし長いシーズンゆえに何が起こるかわからないのがMLBだ。
先発投手陣にトラブルが続いた際にカーショーが控えていると考えれば、これほど心強いことはない。
ドジャースはカーショー以外にも昨季18セーブを挙げたエバン・フィリップス（30）が右肩甲下筋断裂で開幕には間に合わない可能性が高いが、今オフにカービー・イエーツやタナー・スコットを獲得しており、短期間であればそれほど問題にはならないだろう。
そして10月シリーズに滅法強いキケ・ヘルナンデス（33）との再契約もドジャースにポジティブな効果をもたらすだろう。
捕手と右翼以外のポジションを務めることができるほどユーティリティな選手ゆえ、チームとしては貴重な戦力となる。
ドジャースのキャンプもスタート
カーショーやキケ・ヘルナンデスとの再契約によって巨大戦力となったドジャースだが、すでに新シーズンに向けたキャンプがスタートしている。
大谷翔平や山本由伸、そしてポスティングシステムで加入した佐々木朗希も招待選手としてこのキャンプに参加している。
ベッツやフリーマンといった主軸も問題なく初日を迎えられており、日本で行われる開幕シリーズから一気に勝ち星を量産していく可能性もある。
ルール改正によって大谷翔平の二刀流資格が満たされ、開幕から投手としてプレーすることも可能だが、おそらく日本での開幕シリーズでは投げさせないだろう。
日本人の山本と佐々木の先発は十分に可能性があるが、大谷に関してはアメリカに戻ってからもしくは4月後半から5月あたりに投手復帰させるのではないか。
果たしてドジャースは巨大戦力でMLBで圧倒的な結果を残すのか、まずは開幕に向けたキャンプの動向に注目だ。
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