佐々木朗希とスネルの加入&大谷の投手再開でMLB屈指の投手陣となるドジャースだがローテ全員が怪我がちという不安要素も
山本由伸(写真:AP/アフロ)
ポスティングシステムでMLBのドジャースとマイナー契約した佐々木朗希(23)のニュースが、日本のみならずアメリカ全土でも報じられている。
ドジャースは昨シーズンの先発投手陣の手薄感が嘘のような豪華な先発ローテとなっている。
早くも「MLB史上トップクラスのレベル」と期待されている投手陣だが、唯一の不安要素といえるのが、先発ローテ全員が「怪我がち」という点だ。
ドジャース先発陣の怪我履歴
新シーズンの先発投手のローテに入ると予想されているのは、山本由伸、大谷翔平、グラスノー、スネル、ゴンソリン、そして佐々木朗希の6人だ。
ここにメイと再契約濃厚なカーショーが加わることになる。
山本由伸
日本にいる頃に日本シリーズでの登板で左脇腹を負傷。
昨シーズンは右肩腱板損傷の怪我を負い3ヶ月離脱している。
大谷翔平
2018年に右肘内側側副靱帯損傷でトミー・ジョン手術を経験。
2019年には左膝蓋骨を負傷し手術。
その後もMLBで左腰付近のけいれんや両ふくらはぎのけいれんといった細かい負傷を繰り返しており、2023年には再び右肘の側副靱帯を痛め再建手術を行った。
ワールドシリーズでは肩関節唇断裂の怪我も負っている。
グラスノー
2021年に内側側副靱帯損傷でトミー・ジョン手術を受けているグラスノーは、昨シーズンも右肘腱炎で長期離脱を経験している。
スネル
サイ・ヤング賞投手のスネルも、過去に左鼠径部の怪我や左肘の負傷による遊離体除去手術を経験している。
ゴンソリン
2022年に16勝を挙げ期待されたゴンソリンだったが、2023年に右前腕の負傷によりトミー・ジョン手術を経験。
佐々木朗希
日本時代に右手中指のマメ、左内腹斜筋損傷、右上肢のコンディション不良、左アキレス腱負傷など怪我を繰り返している。
その他の先発投手たちも怪我歴あり
メイに関しては、2023年に右屈筋腱を痛め2度目のトミー・ジョン手術を行っており、カーショーも肩甲上腕靱帯と関節包を痛め手術を経験しており、昨シーズンも左膝の半月板を痛め手術している。
このように、先発ローテ全員が怪我歴があるため、不安要素といえるだろう。
レギュラーシーズンの途中でこの問題が表面化する可能性もゼロではない。
誰1人欠けることなくシーズンを駆け抜けることができれば、圧倒的な攻撃力を誇るドジャースはおそらくMLBトップの勝率でレギュラーシーズンを終えることになるだろう。
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