フレディ・フリーマン(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「MLB」的確補強の王者ドジャースに潜む「高齢化」の不安

フレディ・フリーマン(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
ワールドシリーズを制覇しすでに新シーズンに向けた補強も着実に進めているドジャースだが、唯一懸念されるポイントがある。

それが「主力の高齢化」だ。

大谷翔平が30歳、山本由伸が26歳と日本人選手だけを見れば高齢化だとは思えないが、主力選手のほとんどが30歳以上となっているのだ。

新シーズンは問題なしだが長期政権は難しい編成

野球(アメリカではベースボール)は30代半ばまでトップフォームを維持できるスポーツであるため、高齢選手だからといって活躍できないわけではない。

しかし、32~33歳を過ぎると年々能力は落ちてしまうのは確かで、中には急激にプレーの質が落ちる選手もいる。

MLB選手の平均年齢は約28歳となるが、ドジャースは30歳を超えていて、MLB全球団で最も高いチームの1つとなっている。

・フリーマン(35歳)
・ベッツ(32歳)
・大谷翔平(30歳)
・Tヘルナンデス(32歳)
・マンシー(34歳)
・エドマン(29歳)
・テーラー(34歳)
・バーンズ(35歳)
・スミス(29歳)
・ロハス(35歳)
・パヘス(24歳)
・カーショー(36歳)
・グラスノー(31歳)
・スネル(32歳)
・トライネン(36歳)
・山本由伸(26歳)
・ゴンソリン(30歳)
・ベシア(28歳)
・フィリップス(30歳)
・コペック(28歳)
・ケリー(36歳)
・ブレイシア(37歳)

このように、ざっと挙げただけでも投手と野手共に高齢化が顕著であることがわかるだろう。

新シーズンは大きな影響はないが、2シーズン、3シーズン先を考えればフリーマンやベッツ、マンシーらの後継者となるべき選手を2026年頃までに複数人獲得する必要があるといえるだろう。

若く才能のあるキム・ヘソン獲得!佐々木朗希も獲得ならば若返りの一手に

ドジャースの主力選手の高齢化は気になるところだが、新シーズン前に若手の有望株を獲得している。

韓国のスター選手であるキム・ヘソン内野手だ。

キム・ヘソンは1月27日で26歳になる若手選手だが、自国のリーグで4年連続3割以上の打率を残すなど高い実力を持っている。

さらには年間30盗塁以上を記録したことも多く、ドジャースに足りないスピードも補うことができる。

このキム・ヘソンの獲得に続き23歳の佐々木朗希を獲得することができれば、若手選手の割合も増え健全なサイクルに戻すことができるといえるだろう。

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