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ムーキー・ベッツ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「ドジャース」ムーキー・ベッツのショート転向は成功するのか、それとも失敗に終わるか

ーキー・ベッツ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
昨季ワールドシリーズを制覇しオフシーズンも補強に成功しているロサンゼルス・ドジャースだが、不安要素として挙げられているポジションがある。

それが「遊撃手(ショート)」だ。

新シーズンはこれまで外野手を務めていたムーキー・ベッツがコンバートされることが有力視されており、「穴になるのでは?」と不安視されている。

外野手として6度のゴールドグラブ受賞も32歳で新ポジションへ

MLBにおける大スターが32歳にして守備のポジション変更をするというのは、かなり異例だ。

特に外野手から最もスキルを要するショートにポジションを変更するなど、通常ならばありえない。

しかし、ドジャースの顔の1人であるベッツはそれを実際に行おうとしている。

右翼手(ライト)の守備で6度のゴールデングラブ賞を受賞しているベッツだが、新シーズンは本格的にショートにコンバートするのだ。

これには「上手くいかない」「最悪穴になる可能性もある」といった意見も多い。

確かに、ショートは非常に難易度の高いポジションであり、長年外野手を務めた選手が短期間でアジャストするのは難しいばかりか、失敗に終わり外野手に戻る可能性もある。

ベッツはこれまでショートやセカンドで試合に出場したこともあるが、やはり本職と比べれば物足りない点が目立った。

それでも断言できる。

2025シーズン、ベッツはショートというポジションにアジャストするだろう。

抜群の身体能力を有し、ボウリングではパーフェクトゲームを達成するほど上手く、バスケットもプロ並みに上手いベッツならば、新たなポジションをモノにできるはずだからだ。

大谷翔平の二刀流再挑戦もポジティブに影響するだろう。

「ショウヘイがチャレンジするなら俺も」といった精神状態でシーズンに臨むのではないだろうか。

外野手に怪我人が出たならば急遽ベッツが外野を守る可能性もあるが、そんなユーティリティ性が勝利に結びつきヒーローインタビューされたならば、「僕もショウヘイと同じ二刀流だからね」といったセリフが聞けるかもしれない。

シーズン前半は何度か失策などのミスがあるかもしれないが、ベッツならばきっとシーズンが進むにつれアジャストし、ポストシーズンでは本職のショートかのような動きを見せてくれるはずだ。

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