• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 鈴木誠也の放った180キロ打球で同僚投手がヒヤリ! 大事に至らずも米専門メディアは「恐ろしい」と肝を冷やす

鈴木誠也の放った180キロ打球で同僚投手がヒヤリ! 大事に至らずも米専門メディアは「恐ろしい」と肝を冷やす

アメリカで順調にトレーニングを積んでいる鈴木。そのなかで予期せぬ出来事に見舞われた。(C)Getty Images
去る3月18日(現地時間)にシカゴ・カブスへの入団が決まった鈴木誠也(シカゴ・カブス)。MLBでの“ルーキーイヤー”に向けて、27歳のサムライは順調に調整を続けている。
【動画】待望の打撃練習! 鈴木誠也のカブスでのキャンプシーンをチェック

現地時間3月21日には、アリゾナ州メサで行なわれているキャンプで、「ライブBP」に臨んだ。打力が最大の武器と目される鈴木にとっては、今春のキャンプで初の実戦形式の練習となった。

だが、そこで周囲もヒヤッとする出来事が起きてしまった。打席に立った鈴木が弾き返した鋭い打球が、マウンドに立った味方投手アンデルソン・エスピノーザに直撃。間一髪でかわして、なんとかグローブに当てたために大事には至らなかった。

不可抗力ではある。だが、緊張感があるシーンだったのは間違いない。それだけに鈴木は思わず打った瞬間に頭を抱えたが、エスピノーザが笑顔を浮かべたため、両雄は練習後にハグを交わした。

傍らで見つめた首脳陣から安堵のため息が漏れたシーンは、現地メディアでも小さくない話題となっている。MLB公式サイトでカブス番を務めるジョーダン・バスティアン記者は自身のツイッターで「今朝のライブBPでの恐い瞬間だ」と投稿。続けざまに「(エスピノーサは)運が良かった。当たったのはグローブの先だった」と描写した。

さらにカブスの専門メディア『Bleacher Nation』は「良いニュースは、セイヤ・スズキが本当に、本当に強い打球を打てるということ。そして悪いニュースはカブスの投手はこの春は気を付ける必要があるということ」と、話題のシーンを紹介。そして「このニュースは我々をビビらせた」と伝えたうえで、鈴木の打力に賛辞を贈った。

「これこそがライブBPの恐ろしいところではある。だが、怪我人がでなかったからこそ伝えたいのは、スズキが記録した打球速度だ。打った瞬間の112マイル(約180キロ)は、とくに成長過程にある選手にとってはかなり良い数字だと言える。これは彼の潜在能力を十分に示すものだと言える」

何はともあれ、順調に練習を重ねているように見える鈴木。現地時間4月7日のミルウォーキー・ブリュワーズとの開幕戦でのスタメン入りを狙うサムライの今後に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】いざ、メジャー挑戦へ! 「広島の至宝」鈴木誠也のベストショットを一挙公開!

【関連記事】広島はポスティング料でいくらもらった? 鈴木誠也の大型契約の詳報を米メディアが報道「それなりの待遇だ」

【関連記事】「獲得できなくて悔しい」鈴木誠也のカブス入団決定報にレンジャーズ番記者は嘆き。ジャイアンツ・スタッフは「シカゴは寒い」と煽り

関連記事