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“イチロー&ゴジラ超え”の村上宗隆は4年後に渡米!? メジャーも熱視線の大砲は 「日本人選手で最高の攻撃力を発揮する」

高卒5年目野手として最高年俸を手にした村上。その打棒を巡って、早くもメジャーが移籍を待ち望むほどの傑出ぶりだ。写真:塚本凛平(THE DIGEST)
日本を代表する若きスラッガーに新たな勲章が加わった。

ヤクルトの村上宗隆は12月20日、2億2000万円で契約更改を行なった。この金額は高卒5年目野手最高額を更新。これまでの記録だったイチロー&松井秀喜の1億6000万円を抜き、「最大限の評価をしていただいた」形になった。「光栄ですが、まだまだ比べられるような成績じゃない」と謙遜するものの、ここ数年、特に今季の活躍はあまりに鮮烈だった。

全試合4番を務めた昨シーズンは、史上最年少20歳で最高出塁率のタイトルを獲得し、長打率・OPSもリーグ1位。そして今季も引き続き4番を務めると、39発を放って本塁打王に輝き、112打点も1点差の2位、OPS.974の打棒を発揮してヤクルトをリーグ優勝、さらには日本一にまで導いてMVPにも選ばれたのだった。

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プロ入りからのあまりに順調すぎるステップアップ。当然、村上もまた、自身が今回の契約更改で“勝利”したイチローと松井同様に、メジャーリーグからも熱視線を送られている。今年4月の段階で「ムネタカ・ムラカミの名前を憶えておきなさい!」と、今季の活躍を“予言”していたのが『LA Times』の人気記者ディラン・ヘルナンデスだ。
ヘルナンデス氏はまず、村上のことを「日本からメジャーへの、次代の最高級の輸入選手」と表現。「イチローを除いて、いつか日本人選手では最高の攻撃力を発揮するだろう」と語っている。その攻撃力については、有望株や海外選手まで幅広く扱う『Baseball America』も「とてつもないパワーを発揮してきた。打者有利の神宮球場を本拠地にしているとはいえ、彼のホームランはどこの球場でも柵越えしている」と同意する。

ヘルナンデス氏はメジャースカウトの村上評として、球宴選出4回・シルバースラッガー賞2回の通算317本塁打を放ったエイドリアン・ゴンザレスの名前を挙げている。同じ左打ちの大柄な選手で、打席アプローチの良さも確かに共通するところもある。

現行のルールでは、25歳以下の海外選手がメジャー移籍を目指す際に契約金や年俸が制限されることもあり、選手側としては早期渡米はあまりメリットがない。数年待てば莫大な金額を手にしていた大谷翔平のようなケースはかなり稀なのだ。それでも、村上がそれこそイチローや松井、ダルビッシュ有のように日本でやることがない状況がなった時、果たしてどうなるか。

「2025年シーズンの後に渡米するかもしれない」と、“4年後の大物”に早くも浮足立っているヘルナンデス氏だが、その予言は的中するのかそれとも……。

構成●THE DIGEST編集部

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