屈辱のシーズン102敗からの復権へ! 大改革を続けるレンジャーズが鈴木誠也獲得に79億超えのオファーを準備!?
メジャー挑戦を決意した新たなサムライの動向が注目され続けている。
周知のように、選手会との新労使協定が合意に至らなかったMLBは、現地時間12月2日にオーナー側の意向でロックアウトに突入。トレードやFAなどの契約交渉がすべて凍結され、11月23日から全30球団との交渉が可能になった鈴木誠也(広島)も、リミットまで約20日間を残した段階で身動きが取れなくなった。
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もっとも、現時点で鈴木のメジャー挑戦が消える兆しは見られない。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が、「多くのチームが積極的に獲得に乗り出している。8球団以上、15球団未満だ」と明言。さらにニューヨーク・メッツ入りを決めたスターリング・マーテイなど、今冬のFA市場では、すでに長打も打てる右打ちの人気銘柄の外野手が新契約を締結。ロックアウト後もスムーズに交渉を進められると考えられている。
ロックアウト後のスピード決着もあり得る状況下で、鈴木の獲得レースに水面下で本格参戦を果たそうとしているのが、テキサス・レンジャーズだ。MLBの移籍情報を発信し続けている『MLB Trade Rumors』によれば、「外野手に費やす予算が新たに下りた」というのだ。
今季のレギュラーシーズンで苦闘が続いたレンジャーズは、64勝102敗と大きく負け越し。アメリカン・リーグ西地区で首位ヒューストン・アストロズから35ゲーム差の最下位に沈んだ。
屈辱的シーズンからの復権がかかる来季に向けては、すでに積極的な補強を敢行。ロックアウト前までに、マーカス・セミエンと7年総額1億7500万ドル(約197億7500万円)、コリー・シーガーと10年総額3億2500万ドル(約367億2500万円)の超大型契約を締結させていた。
鈴木獲得について『MLB Trade Rumors』は、広島への譲渡金を含めて、5年で6500万ドル(約73億4500万円)から7000万ドル(約79億1000万円)が必要となると分析。そのうえでレンジャーズの動きついては「ローテーションの穴埋めを優先すべきだが、賢明ではある選択だ」と続けた。
「短期契約ながらそれなりの年収を支払わなければならないカイル・シュワーバーやニック・カステヤノスと比べても、日本で最も生産性の高い打者となったスズキは、その可能性も含めても獲得すべき選手だ」
これまでも数多の日本人選手が在籍してきたレンジャーズ。それだけにサムライルーキーに対しても寛容と考えられるが、はたして鈴木はテキサスを新天地に選ぶだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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