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「我々の望みは復帰させること」パイレーツGMが筒香嘉智との再契約を示唆。地元紙も交渉は順調と報道

筒香との交渉にパイレーツは前向きのようだ。(C)Getty Images
大谷翔平のMVP受賞のニュースや、ポスティングでのメジャー移籍を目指す鈴木誠也など、アメリカ野球界のシーズンオフは様々な日本人プレーヤーの話題も耳目を集めている。

もう一人、日米のファンが関心を寄せているのが現在フリーエージェント(FA)となっている筒香嘉智だ。ピッツバーグ・パイレーツからFAとなった筒香の去就についての有力なニュースを米紙が伝えている。

ペンシルバニア州ピッツバーグの地元メディア『Pittsburgh Post-Gazette』では、パイレーツのゼネラルマネージャー(GM)、ベン・チェリントン氏に対し来季の陣容についてのインタビューを行なっており、その内容をニュースとして配信。多くのプレーヤーに触れつつ筒香の名前も取り上げており「ベン・チェリントンはツツゴウを呼び戻すことに期待している」というタイトルが銘打たれた。

その中で、チェリントンGMの構想として、来季メジャーデビューが見込まれる若手外野手3人を支配下登録となる40人枠に加えることを視野に入れている他、外部からの新たな選手獲得もあると報じている。加えて「フリーエージェントやトレードで選手を追加できると考えており、その中には2021年のパートタイム外野手、ヨシ・ツツゴウも含まれる可能性もある」とチェリントン氏のコメントを引用し、現在FAとなっている筒香の名前を候補として挙げ、再びパイレーツとの契約の可能性があることを示唆した。
さらに同メディアは「日本人スラッガーと前向きな対話を続けている」と、筒香のチーム復帰について実際球団が働きかけていると報じており、これについても、チェリントン氏が「良い感触を得ている」と述べたとしている。

他にも、復帰が果たされた場合のポジションについては「ツツゴウが外野よりも一塁手としてプレーすることをイメージしているようだ」として、今季主にプレーした右翼の他、一塁手としての起用の可能性があることも明らかにしている。

「我々の望みは、また彼を復帰させること。我々は希望を持っているが、まだ何も発表することはない」というチェリントン氏による、筒香との再契約を望むコメントも掲載されている。パイレーツ移籍後、2か月間で8本の本塁打を記録するなど強烈な存在感を放った日本人パワーヒッターは、果たして古巣のユニフォームをもう一度纏う機会は訪れるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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