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勝みなみは週末の後退に「ひと言で悔しい」 次戦は日本ツアーに出場

勝みなみは来週日本ツアーに出場する(撮影:福田文平)

<AIG女子オープン 最終日◇13日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>

首位と4打差の2位タイで決勝ラウンドに進んで優勝争いに名乗りを上げた勝みなみ。しかし、3日目にスコアを落とすと、最終日も「75」と後退。トータルイーブンパーの21位タイで終えた今季メジャー最終戦に、「ひと言で悔しい」と振り返った。

カムバックを図った日曜日は、3パットのボギーからスタートした。「気持ちも落ち込んじゃうじゃないですか。それがズルズルいったのかな」と、3番ではチャンスを決め切れず。流れをつかめないまま、4番からは連続ボギーを喫した。ここまでツアー全体3位につけている得意のグリーン上で苦戦をし、パット数は『34』。最終18番では6メートルのバーディパットが決まり、息をついて仰いだ。

全英らしい風が吹いたロンドンの地では、ショットにも苦戦した。ティショットがフェアウェイに収まるも、そこからグリーンに乗らないことも少なくはなかった。「思い出せば思い出すほど、悔しさがこみあげてくる」。それでも、「まだまだ伸びしろがあるというか。自分は上に行けるし、もっとうまくなれるというふうに再認識できた」と、この経験はこれからの力へと変わっていくことは確かだ。

昨年末のQスクール(米最終予選会)を突破し、ツアールーキーとして参戦している今シーズン。米ツアー1年生としてメジャー5試合を戦った。「もっといろんなゴルフを知れている感じがして、自分のゴルフの幅が広がっている。1年目でこうやって思うってことは、2年、3年といればいるほど、いろんなことが見えてくるし、学べる。経験して、もっとこれから強くなっていけたら」。

カナダで行われる「CPKC女子オープン」(24日開幕)の前に一時帰国し、今週は日本ツアー「CAT Ladies」に“スポット参戦”する。「箱根も結構風が強かったりもするので、今日や今週のイメージが、もしかしたらいいほうに向かってくれるかもしれない。あとは温泉につかって、疲れをとって、リフレッシュして」。様々なことを吸収し続けている25歳の“ルーキー”は、課題と手ごたえを胸に、欧州の地をあとにした。

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