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吉田正尚、ついに打率ランキング1位に浮上!メジャー初挑戦で首位打者のタイトル獲得なるか

写真:吉田正尚(提供:写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
7月23日、メジャーリーグ「レッドソックス対メッツ」の一戦が行われ、8-6でレッドソックスが勝利した。

この日は前日のメッツ戦が雨の影響により4回途中でサスペンデッドとなったため、1試合目が4回裏1アウトからリスタートされた。

1試合目は4-5で敗れ、吉田正尚もノーヒットだったが、ダブルヘッダーとなった2試合目には3安打を放ち、打率を.319に上げた。

この活躍により、ア・リーグの打率ランキングで1位となり、首位打者のタイトルに1歩近づいた。

日本で首位打者タイトル2回の実力は伊達じゃない

日本が誇る安打製造機である吉田正尚は、これまでに2020年、2021年と2年連続で首位打者を獲得している。

プロ1年目は「.290」、2年目が「.311」、3年目が「.321」、4年目が「.322」と着実に実績を伸ばすと、2020年「.350」、2021年「.339」と2年連続でパ・リーグの首位打者となった。

また、打率だけでなく、本塁打や打点も稼げる打者として、トップクラスの実力者と認知されてきた。

そんな最高の逸材であっても、メジャー1年目での活躍は懐疑的な目で見られていた。

レッドソックスは5年総額9000万ドル(焼く117億5000万円)で吉田と契約したが、かなり不安視する声が多かったのだ。

蓋を開けてみれば多くのファンの不安はすぐに消え去った。

4月に挨拶代わりの4本塁打15打点を叩きだすと、5月には一気にエンジン全開となり、月間33安打で「.347」というハイアベレージを記録する。

6月こそ打率「.258」と若干不調となったが、7月に入ると大爆発。

4割以上の打率で安打を量産し、トータルの打率を「.319」に伸ばしたのだ。

今季の猛打賞の回数はなんと9回にも及ぶ。

イチロー氏が持っていた連続マルチ安打の記録を抜き、「8試合連続」に更新した。

規定打席間近で隠れ首位打者のコリー・シーガーが負傷でDH入り

吉田は当面、打率ランキング2位のディアス(.316)や3位J.ネイラー(.312)と首位打者争いを繰り広げていくことになる。

規定打席間近で一気に首位打者ランキングに割って入る可能性のあったコリー・シーガー(.350)が試合で右手の親指を痛めDL(故障者リスト)に入った。

吉田がライバルの負傷を喜ぶわけがないが、現実的に吉田が首位打者のタイトルを獲得する可能性がより高まったと言えるだろう。

シーズン前のWBCから休まず駆け抜けなければならない1年となるが、果たして吉田はイチローのようにメジャー挑戦1年目での首位打者獲得を成し遂げることができるのか。

今後の打席も注目しよう。

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