冨安健洋のアーセナルでの新シーズンは左SBで勝負も懸念される怪我の再発
写真:冨安健洋(提供:アフロ)
7月13日、アーセナルのプレシーズンに参加している冨安健洋だが、今季は左SBにポジションチェンジすることになると英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
昨季は右SBでイングランド代表DFベン・ホワイトとスタメンを争っていたが、3月のELスポルティング戦で右膝を負傷し手術をしていた。
今季はプレシーズンから万全の状態で参加しているが、ポジションは変更となりそうだ。
ティアニーが移籍する可能性があり、左SBの2番手としてプレーする可能性あり
アーセナルはプレシーズンにもかかわらずかなり練習に力を入れている。
プレミアリーグ優勝への強い気持ちを感じる。
クラブが公開した練習映像では、冨安が左SBとしてプレーしており、今季は主戦場が左SBに変更となる可能性が高い。
右SBから外れた理由としては、アヤックスからオランダ代表DFのユリエン・ティンバーを獲得する予定となっているからだろう。
左SBはウクライナ代表オレクサンドル・ジンチェンコがレギュラーとしてプレーしているが、2番手のスコットランド代表キーラン・ティアニーに移籍の噂があるため、冨安が2番手としてプレーすることになる。
冨安は、実力的にはベン・ホワイトやジンチェンコにも劣らぬものを持っているため、怪我さえなければ左右のSBのどちらかでレギュラーを張れる可能性もあるが、近年は大きな怪我が続いていることからも、今季は左SBの2番手として出場機会は少ないながらもしっかりと怪我せずに1年を戦いきることが求められるだろう。
足に負担がかかるポジションゆえに怪我の再発が懸念される
度重なる怪我により、計算できない選手のレッテルが貼られている冨安だが、プレーするポジションが関係しているかもしれない。
SBというポジションでは、その立ち位置的に半身でプレーする時間が長い。
常に左右どちらかの足に重心が乗っていて、さらにそこから瞬発的な動きを何度も繰り返す。
プレミアリーグでプレーするWGたちは、世界屈指の鋭いドリブルを武器としている選手たちばかりだ。
それゆえに、「怪我の再発の可能性」が懸念されるのだ。
本来であればSBよりも膝やハムストリングへの負担が少ないCBでプレーすべきだが、アーセナルにいる限りはSBが主戦場となる。
セリエAのインテルが冨安に興味を示しているが、果たして冨安はこのまま左SBとしてアーセナルで新シーズンを戦うことになるのか、その動向に注目だ。
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