日米ともに新しいパワーが躍動 マスターズでは大木が倒れるビックリ出来事【人気記事で振り返る2023年上期ゴルフ界】
コロナ禍からの社会・経済活動正常化が本格的にスタートした2023年上半期だったが、ゴルフツアー界も賑わいを取り戻した前半戦だった。どんな出来事があったのか、ALBA Netの人気記事や人気動画、人気写真から振り返ってみたい。
まずは2023年上半期の人気記事だが、箇条書きにすると以下のラインアップとなった。
1位 宮里藍サントリーレディスで岩井千怜が完全優勝
2位 アース・モンダミンカップで岩井明愛がプレーオフ敗退
3位 米女子ツアーの『第1回リシャッフル』まで残り1試合、西村優菜、勝みなみは?
4位 ニチレイレディスで山下美夢有が完全優勝、史上2番目の若さで通算10勝到達
5位 ショップライトLPGAクラシックで17歳のドイツの新星キアラ・ノーヤが優勝争い
6位 渋野日向子、劇的チェンジの真相を青木翔コーチに聞く、目指すは「スピンの利いたドロー」
7位 宮里藍サントリーレディスで木村彩子が繰り下がりながら全英出場権獲得
8位 5月末にプロ転向したローズ・チャン(米国)が6月のミズホ・アメリカズオープンで早くも優勝
9位 渋野日向子、畑岡奈紗が大谷翔平生観戦で刺激
10位 マスターズ開催のオーガスタで大木が倒れる
今年、話題をさらった一つといえば、岩井明愛、千怜の姉妹による大活躍だろう。ともに2021年6月のプロテストを突破。レギュラーツアー初優勝は妹の千怜が先(2022のNEC軽井沢72ゴルフトーナメント)、姉の明愛も今年のKKT杯バンテリンレディスオープンで優勝を飾り、史上初の双子Vとして話題を呼んだ。さらにはニチレイレディスで史上初の姉妹最終日最終組も実現させ、7月の全米女子オープンには二人そろって出場(こちらも史上初の全米女子OP双子同時出場)。とにかく二人そろっての活躍にファンも注目しているが、それ以上に明愛、千怜両本人がそろっての研鑽を積んでいる。
昨年、21歳の若さで史上最年少の年間ツアー女王に輝いた山下美夢有を筆頭に、次々と若手が躍動する日本女子ツアーだが、海の向こうの米国女子ツアーでもヤングパワーが旋風を巻き起こしている。6月のミズホ・アメリカズオープンではプロ転向したばかりの20歳ローズ・チャン(米国)が早くもVを飾り、続くショップライトLPGAクラシックではドイツの新星キアラ・ノーヤが、17歳ながら優勝争い。今後、覚えておきたい二人といえるだろう。
今年の米国女子ツアーには畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子らに加え勝みなみ、西村優菜が新たにツアーカードを取得して臨んでいるが、Qシリーズ突破組の二人は優先出場順位が低いだけに、特に序盤戦の試合は毎試合が勝負だった。そして、5月11~14日の「コグニザント・ファウンダーズカップ」終了時点で第1回リシャッフルが実施され、Qシリーズ上位の資格で今季を戦っていた勝、西村ともに優先順位とカテゴリーを上げて、れ以降の出場権をほぼ手中に収めたことから、ホッとしたファンも多かったことになる。二人のさらなる飛躍が見られるはずだ。
そのほかではゴルフの祭典「マスターズ」で、悪天候による2日目の中断中に突風で17番の大木が倒れるアクシデント。近くでプレーしていて同場面を見ていた比嘉一貴は、「本当に何もなくてよかったなと思います」と恐怖の瞬間を振り返った。
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