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遠藤航,サッカー

メンバー固定せず3チーム分の戦力でペルー戦に挑む日本代表、CL&EL出場選手をアジア杯に呼ばずに済む可能性も

写真:遠藤航(AP/アフロ)
6月20日、サッカー日本代表が国際親善試合でペルー代表に挑む。

森保監督はこの試合でエルサルバドル戦からの大幅なメンバー入れ替えを示唆している。

久保建英や堂安律といった選手がベンチスタートとなる可能性があるが、この「2~3チーム分の選手層を作りたい」という森保監督の考えは、来季CLやELに出場する選手にとっては非常にポジティブな影響を及ぼすかもしれない。

エルサルバドル戦から6人入れ替える可能性が高い

日本代表の森保監督は、前日会見で「2~3チーム分の選手層を作りたい」といった意向を示した。

これはすなわち、「絶対的なスタメンは作らないこと」を意味する。

左サイドは引き続き三笘薫がスタメン予定だが、CFは古橋亨梧、右WGは久保に代わり伊東純也、インサイドハーフの旗手は再びスタメンだが、もう1人は鎌田大地が務める。

さらにアンカーの守田英正はキャプテンの遠藤航に変更となる。

DFラインはGKと左SBを交代させる。

GKは大迫敬介から中村航輔、左SBは森下龍矢から伊藤洋輝に代わる。

CBや右SBはやや人材難だが、特に中盤から前のポジションに関しては、まさに2チーム分以上の選手層と言っていいだろう。

看板選手の1人である久保建英がベンチとなることに不満を持つファンも多いが、来季を見据えればこうした戦い方はポジティブであると言える。

アジア杯にCL&ELへの出場をする選手を呼ばないという選択肢も

日本代表の直近1年の目標としては、「アジア杯奪還」が挙げられる。

2大会連続で優勝を逃している日本代表は、本気でこの大会で優勝を狙うことだろう。

しかし、決勝まで辿り着けば2024年1月中旬から3週間以上の期間代表活動に参加しなくてはいけない。

この時期は、欧州サッカーでは最も重要な時期となっている。

リーグ戦はもちろん、CLやELで決勝トーナメントに進むクラブにとっては極めて重要な時期であり、主力選手が3週間以上代表の活動で抜けるとなれば大打撃となる。

今回の森保監督の2から3チーム構想が上手くいけば、過去に中田英寿氏がアジア杯に不参加を決断したように、久保建英や三笘薫といったCLやELに出場する選手を招集しなくても(もしくはGLのみの参加で)優勝を目指せることになる。

果たして戦力の底上げは成功するのか、ペルー戦の戦い方に注目しよう。

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