樊振東、激戦制し男子単2連覇 女子単は孫頴莎が初V<世界卓球2023ダーバン大会>
5月20日から開幕した、世界卓球2023ダーバン大会。28日にはすべての種目が終了した。
樊振東が2連覇
世界卓球2021大会に続き連覇を狙った樊振東(ファンジェンドン・中国)と、自身初の優勝を狙った王楚欽(ワンチューチン・中国)が決勝の舞台で対決。
流れるような両ハンドの連携を見せた王が第1ゲームを11-8で先制、第2ゲームでは徐々に本来の力を発揮し始めた樊がカウンターやバックハンドで得点を重ね、11-9でこのゲームを奪い返す。
写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/提供:WTT
第3ゲームでは互角のラリー戦が繰り広げられたが、終盤の4連続ポイントで流れを掴んだ樊がこのゲームを勝ち切り、ゲームカウントは2-1に。
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT
競り合いでの投げ上げサービス、バックハンドの連続攻撃を見せた樊が第4ゲームを奪い、第5ゲームでも王を圧倒。樊10-5とチャンピオンシップポイントを握り、勝負が決まったかに思われた。
写真:王楚欽(ワンチューチン・中国)/提供:WTT
しかしここから王が連続得点を見せ、13-11で第5ゲームを逆転。
流れが傾いたかに見えたが、第6ゲームでは再び王者の意地を見せた樊が11-3でこのゲームを取り優勝。世界卓球2連覇を決めた。
写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT
写真:試合後の王楚欽(ワンチューチン・中国)、樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:WTT
孫頴莎が初V
女子シングルス決勝では、どちらも世界卓球初優勝を狙う陳夢(チェンムン・中国)、孫頴莎(スンイーシャ・中国)の対戦となった。
バックハンドのラリー戦の中でも積極的にフォアハンドで回り込み、得点を重ねた陳が第1ゲームを先取するも、ハーフロングサービスからのカウンターを効果的に使った孫が第2ゲームを取返し、ゲームカウントは1-1に。
写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:WTT
巧みなバックハンドでチャンスを作り、得意のフォアハンドで得点を奪った孫が第3、第4ゲームを連取し、ゲームカウント3-1で孫が優勝まで1ゲームに迫る。
写真:孫頴莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT
第5ゲームでは安定感を見せた陳がゲームを奪い返すも、最後まで強烈なフォアハンドを振り続けた孫が第6ゲームを勝ち切り、ゲームカウント4-2で初優勝を決めた。
写真:試合後の陳夢(チェンムン・中国)、孫頴莎(スンイーシャ・中国)/提供:WTT
28日の試合結果、各種目の最終結果は以下の通り。
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