張本智和/早田ひな、中国ペア下し決勝へ 木原美悠/長﨑美柚は女子複初メダル<世界卓球2023ダーバン大会>
5月20日から開幕した、世界卓球2023ダーバン大会。25日には大会6日目が終了した。
張本/早田ペアが決勝へ
混合ダブルス準決勝では、張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)が林詩棟(リンシドン)/蒯曼(クワイマン・中国)の中国若手ペアと決勝進出をかけて対戦。
写真:林詩棟(リンシドン)/蒯曼(クワイマン・中国)/提供:WTT
張本/早田ペアがラリー戦で先手を取りリードを広げるも、逆転で第1ゲームを奪ったのは林/蒯ペア。
苦しいスタートとなった日本ペアだったが、第2ゲームでもラリー戦で主導権を握り、ゲームを取り返す。
写真:張本智和(智和企画)/早田ひな(日本生命)/提供:WTT
追い上げを見せた中国ペアだったが、要所で強烈なフォアハンドで得点を奪った張本/早田ペアが第3ゲームを取り、勝利まで1ゲームに迫った。
第4ゲームではサービスからの展開で得点を重ねた張本/早田ペアがゲームカウント3-1で勝利。世界卓球2021大会に続き2大会連続の決勝進出を決めた。決勝では、前回大会で敗れている王楚欽(ワンチューチン)/孫頴莎(スンイーシャ・中国)との対戦となる。
女子ダブルスでは、世界卓球初のメダルを懸け木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)が準決勝でハナ・マテロバ(チェコ)/バラボラ・バラージョバー(スロバキア)の国際ペアと対戦。
プレー領域を選ばない相手の両ハンドに苦戦しゲームカウント1-2と追い込まれるも、第4ゲームを11-2で圧倒、勝負は最終ゲームへ。
写真:木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)/提供:WTT
最終ゲームでも両ハンドで相手を圧倒した木原/長﨑ペアが勝利。世界卓球初のメダル確定を決めた。
初の金メダル獲得を狙った伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)は、王藝迪(ワンイーディ)/陳夢(チェンムン・中国)との対戦となった。
写真:伊藤美誠(スターツ)/早田ひな(日本生命)/提供:WTT
随所で強烈なカウンターを見せ各ゲーム競り合った伊藤/早田ペアだったが、勝負所の得点力で差を見せつけた中国ペアが3-0で勝利。伊藤/早田ペアは惜しくも準々決勝敗退となった。
張本、早田、伊藤が8強進出
男子シングルス4回戦では、張本智和がミハイ・ボボチカ(イタリア)と対戦。シモン・ゴジ(フランス)、アルバーロ・ロブレス(スペイン)ら実力者破り好調のボボチカに対し、第1ゲームからバランスの良い攻守を見せた張本。
写真:張本智和(智和企画)/提供:WTT
ボボチカも思い切りの良い攻めを見せ、4ゲーム中3ゲームがデュースとなる接戦となったが、勝負強さを見せた張本がゲームカウント4-0で勝利。張本は1回戦から全てストレート勝利で、メダル決定戦となる準々決勝へ進出した。
写真:アンダース・リンド(デンマーク)/提供:WTT
男子シングルスでは、樊振東(ファンジェンドン・中国)、馬龍(マロン・中国)らに加え、張禹珍(ジャンウジン・韓国)を下す活躍を見せたアンダース・リンド(デンマーク)や、トルルス・モーレゴード(スウェーデン)を下した勢いそのままに4回戦も制したオマー・アサール(エジプト)らがベスト8に進出した。
写真:早田ひな(日本生命)/提供:WTT
女子シングルス4回戦では、伊藤美誠がアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)とのラリー戦を4-0で制し、早田ひなは 徐孝元(ソヒョウオン・韓国)をパワフルなカット打ちで下し、それぞれメダル決定戦に進出。
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:WTT
平野美宇(木下グループ)は王藝迪(ワンイーディ・中国)との大一番に挑んだが、王の徹底した平野対策の前にゲームカウント0-4で敗れた。
木原美悠(木下グループ)は、東京五輪王者の陳夢(チェンムン・中国)と対戦。巻き込みサービスで先手を取り、バックミートとスマッシュで得点を重ねた木原が2ゲームを奪うも、ゲームカウント2-4で惜しくも敗れた。
日本選手の試合結果、26日の試合予定は以下の通り。
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