「台湾最高―!」 小滝水音 念願の初優勝に笑顔がはじける

台湾で初優勝を飾った小滝水音(撮影:福田文平)

JLPGAステップ・アップ・ツアー「CTBCレディスオープン」で念願の初優勝を飾った小滝水音の喜びの声が、ステップ・アップ・ツアーの公式インスタグラムで公開された。

ステップ・アップ・ツアーの2023年シーズン第5戦「CTBCレディスオープン」は、TLPGA(台湾女子プロゴルフ協会)との共同開催として初めての海外、台湾・桃園市で開催された。本大会にはJLPGA、TLPGAから45人ずつ、さらに特別推薦として18名、合わせて108名が出場した。
 
「你好(ニーハオ)!」と元気に語り始める小滝。「台湾で優勝できました、イエーイ!!」と表情からも声からも喜びがヒシヒシと伝わってくる。笑顔、笑顔だ。
 
初優勝が台湾だったことに「不思議な気持ちでいっぱいです」と語るが、日本での開催とはまったく環境が異なる中で本領を発揮できたことは大きな自信となったことだろう。そして「次はレギュラーツアーでの優勝を目指して頑張ります」と、早くも視線は次の目標に向けられている。
 
小滝は1998年生まれ。中学生時代から多くの大会で好成績を残してきた。17年のプロテストに合格したが、同期には勝みなみ、小祝さくらなどが名を連ねる。小滝はこれまで優勝こそ達成していないものの、21年の公式競「日本女子プロゴルフ選手権 コニカミノルタ杯」で10位タイ、今年のステップ・アップ・ツアー開幕戦「大王海運レディスオープン」で7位など、着実に戦績は残してきている。同期生たちの活躍を目にしてきた中で、ようやく小滝も初優勝をつかむことができた。
 
投稿にはたくさんのコメントが寄せられている。「コタッキー、おめでとう!」「初代女王ですね、カッコいい」「次はレギュラーツアーだ」とファンも待ち望んでいた優勝を喜び、お祝いの言葉をおくっていた。
 
「台湾最高! 謝謝(シェーシェー)!」と手を振って動画は締めくくられている。念願だった初優勝を最高の機会ととらえて、大きく飛躍することをファンも望んでいることだろう。

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