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これぞ丸山茂樹といったアプローチの数々 2002年の米国男子ツアー2勝目のハイライト映像が公開

2002年大会で優勝した際の丸山茂樹(左)とバイロン・ネルソン(右)(撮影:GettyImages)

松山英樹の復帰戦として注目が集まっている米国男子ツアー「AT&Tバイロン・ネルソン」。米国男子ツアー日本版公式インスタグラムで公開されたのは、2002年の同大会で優勝した丸山茂樹のハイライト映像だ。

投稿された動画9本のうち7本は丸山の代名詞でもあるアプローチ。米国男子ツアー特有の固くて速いグリーンであっても、ふわっとボールを上げてピンに寄せ続けるあたりは流石としか言いようがない。目の肥えたギャラリーからも丸山の妙技に大歓声が上がっている。

丸山は2日目に「63」をマークし、トータル10アンダーで単独首位に浮上。3日目も2つスコアを伸ばして首位の座を守っていた。当時の世界ランキングトップ10のうち8人が出場する中で首位を走る丸山に対して、現地メディアのインタビューが殺到。

その際、丸山がイギリスのシンガーソングライター エリック・クラプトンの曲のさわりを歌い、その日のニュースで大々的に放送されるという珍事も。これについては後日談として「(ニュース番組で)プレーの場面でなく、歌の部分ばかり放送されるのは、やっぱりコメディアン系ゴルファーなのかな」と、丸山自身が話していたという裏話もある。

最終日を2位と3打差の単独首位でスタートした丸山だが、ベン・クレーンやタイガー・ウッズ(ともに米国)が猛追してくる中でのプレーとなった。しかし、動画にあるように得意のアプローチを駆使して最終日を「68」でラウンド。他の追随を許さず、米国男子ツアー2勝目を遂げたのだった。

今年の「AT&Tバイロン・ネルソン」には、松山に加え小平智も出場する。松山は期待の若手トム・キム(韓国)と先日の「ウェルズ・ファーゴ選手権」で3位に入ったタイレル・ハットン(イングランド)と同組。小平は、マティアス・シュワブ(オーストリア)、ニック・ワトニー(米国)との組み合わせだ。丸山以来の日本勢の優勝に期待したい。

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