またもウーデゴール!今季15得点目はアーセナルの逆転優勝に望みを繋ぐ貴重な1点に
写真:ウーデゴール(ロイター/アフロ)
5月7日、プレミアリーグ第35節「ニューカッスル・ユナイテッド対アーセナル」の一戦が行われ、2-0でアーセナルが勝利した。
アーセナルのキャプテンであるウーデゴールは、この大一番でビューティフルゴールを決めチームを勝利に導いた。
ウーデゴールの覚醒、今季世界屈指のMFへと成長
ついにノルウェーの神童が世界屈指の選手へと覚醒したと言えるだろう。
2位アーセナルと3位ニューカッスルの対戦となったこの試合の前半13分、その瞬間は訪れた。
エリア外右サイドでボールを持ったジョルジーニョは、サカやベン・ホワイトを使おうとしたがマークされパスが出せなかったため、左スペースにいたウーデゴールにさばく。
ウーデゴールはワントラップしてシュートを打ち、見事ゴール右に突き刺したのだ。
距離はあったが、スピードとコースが素晴らしく、GKニック・ポープもまったく届かないビューティフルゴールだった。
アーセナルは71分にもオウンゴールで得点し、2-0でこのゲームを制した。
ウーデゴールの得点数はこのニューカッスル戦のゴールで15得点目となった。
MFとして1シーズン15ゴールという数字は、一流選手といえども滅多にできることではない。
アシスト能力も高く、今シーズンは7つのアシストを決めている。
世界ナンバーワンと呼ばれるマンチェスター・シティのデ・ブライネは9得点24アシストと別格だが、その領域に足を踏み入れていると言っても過言ではないだろう。
ウーデゴールは、レアル・マドリード時代は16歳でデビューし神童と騒がれたが、なかなか試合に使われず、レンタル移籍を繰り返すなど苦労を続けてきた。
再度レアルに戻ってからもほとんど使われず、「期待外れの選手」と評されることもあったが、レンタル移籍で加入したアーセナルでその才能を一気に開花させ、完全移籍を勝ち取った。
アーセナルは逆転優勝の可能性が残されている
アーセナルはニューカッスルとの上位対決を制したことで勝ち点を81に伸ばし、逆転優勝の可能性も十分にありえる位置に付けている。
シティは残り4試合だが、チェルシーやブライトンといった一筋縄ではいかない対戦もあるため、勝ち点を落とすこともありえる。
アーセナルとしては、残り3試合を全勝で乗り切れば奇跡を起こせるかもしれない。
実はこの3試合の中にはブライトン戦も含まれているため、日本代表の三笘薫の活躍次第で優勝チームが決まるといった可能性もあるのだ。
もしもアーセナルが逆転優勝するようなことになれば、ウーデゴールのシーズンMVPもありえる。
クライマックスを迎えたプレミアリーグから、目が離せない。
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