訴訟中…タイガーの“元カノ”エリカさんが新たな文書を提出! 「セクハラを受けていた」
ゴルフ界が誇るスーパースターの元ガールフレンドの“お騒がせ”が止まらない。タイガー・ウッズの“元カノ”エリカ・ハーマンさんは現在、「精神的苦痛を受けた」として米フロリダ州マーティン郡の第19裁判所でタイガーを提訴している。その訴訟額は3000万ドル(約40億円)を超えるが、5日には新たに「当時タイガーは自身が経営するレストランの従業員だったエリカさんに対し性的関係を求めた。そして“秘密保持契約”(NDA)への署名を強要、もし署名しなければ解雇すると示唆した」という内容の書類を代理人を務める弁護士が提出した。
「ウッズ氏はハーマンさんのボスだった」と弁護士は主張。さらに「性的関係が始まったときに仕事を維持するためには書類へ署名するように言った。ボスが従業員に性的関係を下に職について話すのは明らかに“セクシャルハラスメント”」と訴えている。
この書類は昨年10月にエリカさんが起こした訴訟の一部。提訴はタイガー本人ではなく、タイガーが2017年に作成した“信託”に対するもので、エリカさんは当時同居していたフロリダ州ジュピターの自宅に、あと5年間住む権利を有するという旨の口約束をしていたと主張している。しかし昨年夏に自宅から退去させられたことで、訴訟に踏みきったとしている。
またエリカさんの代理人は、「タイガーは世界的なアスリートで、スポーツ界でももっとも影響力のある人物。それが従業員と性的関係を続け、NDAに署名しなければ解雇するとした。その後、関係に不満が生じると自宅から追い出し、現金、ペットや彼女の所有物を取り上げ、さらに別のNDAへ署名させようとした」と文面は伝えている。
米国では、職場等でのセクハラなどの件については秘義務契約の条項が強制力のないものにするための法案『SPEAK OUT ACT』が昨年12月に可決された。エリカさんはタイガーと結んだ「秘密保持契約」は無効と主張。「裁判で明らかにされるべき」としている。なおタイガーはエリカさんの訴訟を受け今年3月、「ハーマンさんがハラスメント、性的暴力の被害や、米国議会から守られるような虐待を受けたことはない」とコメントを発表している。(文・武川玲子=米国在住)
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