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世界NO.1を彷彿させるサンバイザー姿で登場 アマの馬場咲希「最後まで楽しみたい」

まるでネリー・コルダ? 馬場咲希がお団子ヘアーにサンバイザーでギャラリーを沸かせた。(撮影:上山敬太)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇6日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

身長178センチの長身でサンバイザーに“お団子ヘア”がトレードマーク。世界ランキング1位で「東京五輪」でも金メダルを獲得したスーパースター、ネリー・コルダ(米国)に憧れるアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)が、珍しくサンバイザー姿で登場した。

ジュニアの試合やナショナルチームではキャップの着用が求められるため、こうした競技で馬場のサンバイザー姿はなかなか見られない。コルダを彷彿(ほうふつ)とさせる姿にギャラリーからも「かわいい」といった声が聞かれるほど、ひときわ目立っていた。父に勧められて「決勝ラウンドにいったらやってみようと思っていました」と照れながら白い歯を見せた。

予選ラウンドと気分を変えて臨んだが、難セッティングのコースは優しく迎えてくれなかった。1番でボギーが先行し、その後は耐えて折り返したが、後半は15番までに5つのボギーを叩いた。

前日はグリップの握り方を少し変えたことでショットの不調は改善されたが、「応急処置的だったので、2日は続かなかったですね」と、初日同様ショットのコントロールがうまくいかなかない。また、「バンカーショットに不安がある」とふかふかの砂質のバンカーに苦戦する場面も多かった。

しかし、17番パー5では、ピンまで210ヤードの距離を5番アイアンで手前から転がし上げて、ピンの右7メートルほどに2オン成功。きっちり2パットでこの日初バーディを奪った。最終18番パー4は2打目をガードバンカーに入れてしまったが、2.5メートルに寄せてパーセーブした。1バーディ・6ボギーの「77」のラウンド。順位的にも33位タイと前日の29位タイから大きく変わっていない。

「流れがよくない中で、17番でバーディ獲れて、最終ホールでバンカーをセーブできたのはよかった。最後の最後で初めてセーブできたので、すごくうれしかった」と最終日につながる上がり方だった。

アマチュアで唯一予選を通過した馬場は、プロも手を焼く難コースを相手に堂々と戦っている。「この3日間、すごく難しいコンディション。スコアはあまり良くないんですけど、すごく楽しくラウンドできている。最終日はきょうよりいいスコアで上がりたいし、最後まで楽しくラウンドしたい」と前を向いた。

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