エンゼルス17連戦負け越し決定も大谷翔平は好調維持、投手と打者でどこまで成績を伸ばせるかに注目
大谷翔平(Photo by Diamond Images / Getty Images)
4月30日(日本時間)、メジャーリーグ「ブリュワーズ対エンゼルス」の一戦が行われ、7-5でブリュワーズが勝利した。
この敗戦でエンゼルスは17連戦の負け越しが決まった。
打撃陣は好調だが、投手陣や守備陣の弱さから今年もポストシリーズ進出は難しいと言わざるを得ない。
しかし、大谷翔平に個人に関しては、直近の4試合で9安打(打率.474)と打撃の方で絶好調となっている。
シーズンを通した個人の成績には、かなり期待ができると言えるだろう。
28試合消化時点でのペースがシーズン終了まで続いた場合の大谷の成績
1シーズン162試合をこなすメジャーリーグでは、調子の浮き沈みが当然あるが、もしも28試合経過時点の成績のまま残り130試合程度を戦い抜いたとしたならば、大谷翔平はどのような成績を残すのだろうか。
28試合消化した時点での成績は以下の通り。
「打者成績」
・打率.292
・本塁打6
・打点17
・三振25
「投手成績」
・防御率1.85
・勝利数4
・奪三振数46
・与四球17
改めて数字を並べてみると、異次元の活躍をしていることがわかる。
活躍するのが当たり前になっているが、その凄さはもっと評価されるべきだろう。
もしもこの数値のペースが162試合続いたとしたならば、以下のようになる。
「打者成績」
・本塁打34
・打点98
・三振144
「投手成績」
・勝利数23
・奪三振数265
・与四球98
防御率や打率は除いたが、もしも今の調子を維持すると、MVP間違いなしの成績となることが分かる。
本塁打や打点は昨季と同じような数字(昨季本塁打34、打点95)となるが、三振は昨季よりも若干減る形となる(昨季161)
特筆すべきは投手としての成績だろう。
勝利数は昨季の15勝を大きく上回る23勝となり、奪三振も昨季の219を大きく上回る。
唯一気になるポイントは与四球が昨季の44から大幅に増えてしまうことくらいだろう。
ちなみに大谷は、6月以降調子を挙げていくタイプであることから、これ以上の成績を残す可能性も大いに考えられる。
WBCに参加したことによる疲労の蓄積やピッチクロックの影響が悪い方に出れば、予測値を下回る可能性もあるだろう。
はたして今後の大谷は、打者と投手のどちらで調子を挙げていくのか、注目しよう。
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