
上田綺世が2得点でシーズン17得点とし得点ランキング3位浮上、今季3度目の複数ゴール
写真:上田綺世(Panoramic/アフロ)
4月15日、ベルギーリーグ代33節「セルクル・ブルージュ対シント・トロイデン」の一戦が行われ、3-1でセルクル・ブルージュが勝利した。
日本代表FWの上田綺世はこの試合で2得点の大活躍。
チームは9位に浮上し、プレーオフ2の出場圏内(8位)進出の可能性が出てきた。
上田は前半だけで2得点、ランキング単独3位に浮上
39分、シント・トロイデンの橋岡からレオナルド・ロペスがボールを奪うと、そのままエリア内にドリブルで侵入。
エリア内で相手DFに倒されPKを獲得する。
このPKを任されたのは上田綺世。
その雰囲気はまさに「エースストライカー」だった。
ゴール右上に強烈なシュートを叩き込み、セルクル・ブルージュに先制点をもたらした。
シントトロイデンの日本代表GKシュミット・ダニエルもコースは読んでいたが、スピード、コース共に完璧であったため止めることはできなかった。
46分にはティボ・サマーズからのパスから上田が抜け出し、シュミットとの1対1を制してゴールネットを揺らした。
68分にPKで1点返されるも、84分にケヴィン・デンキーがダメ押しとなる3点目を挙げて試合を決めた。
上田はこれで今季17得点となり、得点ランキングで単独3位となった。
1試合での複数得点はこれエ3回目となる。
残り試合は1試合であるため、得点王はさすがに難しいが、堂々たる結果を残している。
上田は今夏ステップアップ移籍か残留か
上田は初めての海外挑戦であるにもかかわらず、最高の結果を残している。
日本代表では先発起用も少なく、なかなか結果に結びついていないが、ここまでのキャリアは順調であると言えるだろう。
24歳という年齢を踏まえれば、重要となるのは「今夏移籍するかどうか」だろう。
全盛期に差し掛かるこのタイミングで4大リーグに挑戦し結果を残せば、キャリアは大きく前進するはずだ。
もしもブンデスリーガなどに移籍して結果を残せば、日本代表でも必然的に森保監督のファーストチョイスとなるはずだ。
はたして上田はセルクル・ブルージュから移籍するのか、それとも残留なのか、今後の動向に注目が集まる。
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