久保建英、貴重なゴールでMOM選出、ラ・リーガ日本人最多得点者に
写真:久保建英(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
4月8日、ラ・リーガ第28節「レアル・ソシエダ対ヘタフェ」の一戦が行われ、2-0でレアル・ソシエダが勝利した。
日本代表MF久保建英はチームの貴重な2ゴール目を奪うなど、攻守で活躍しこの試合のMOMに選出された。
来季のCL(チャンピオンズリーグ)出場権獲得を目指すソシエダにとって貴重な勝利となった。
久保は今季リーグ戦6得点目で日本人選手最多記録に
60分、左サイドをミケル・メリーノが抜け出すと、瞬時に中央やや右に位置していた久保が反応しエリア内に走り出す。
メリーノが走り込んだ久保に気づくと、得意の左足でグラウンダーのクロスを久保に送る。
最高のタイミングで一気にエリア内中央に走り込んだ久保は、このグラウンダーのクロスを冷静に左足で流し込み、貴重な追加点を奪った。
久保はこのゴールで今季リーグ戦6ゴール目となり、元日本代表MF乾貴士が持つ日本人最多得点の5得点を抜き単独トップとなった。
この試合の久保は、ボールに触れる回数自体は少なかったものの、ボールを持てば効果的なプレーができていた。
2本のクロスを送りいずれも成功させ、デュエルの勝率も高かった。
今季後半は1つ1つのプレーレベルが高く、より安定感も増している。
数字がさらに伸びていけば、ラ・リーガを代表する選手となれるはずだ。
レアル・ソシエダにとって貴重な勝ち点3
シーズン序盤から中盤にかけて好調だったレアル・ソシエダ。
カタールW杯前には3位にまで順位を上げたものの、後半戦はかなり苦しんでいた。
10試合で1勝しか出来ない時期もあり、来季のCL出場権内である4位からさらに順位を下げるのも時間の問題だと思われていたが、このヘタフェ戦で貴重な勝ち点3を上積みすることに成功した。
エースのオヤルサバルは長らく不調に苦しんでいたが、このヘタフェ戦では流れの中から貴重な先制点を奪った。
まだチームとして以前の様なスムーズさは取り戻せていないが、それでも勝負強さは戻ってきている。
残り試合は10試合となっており、5位のビジャレアルとは勝ち点差4となっている。
今後ビルバオやベティス、レアル・マドリード、バルセロナといった強豪との試合が予定されていることから、依然厳しい戦いが続くが、ヘタフェ戦の勝利で可能性を期待させる状態になったと言えるだろう。
久保は今後得点を量産しシーズン10得点を達成させられるのか。
そしてソシエダはラリーガ4位以内フィニッシュを達成させることができるのか。
今後の戦いに注目しよう。
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