米女子ツアー経験者、山口すず夏が参戦 マイナビネクストヒロインが明日6日に開幕!
<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第1戦マイナビカップ◇練習日◇美浦ゴルフ倶楽部(6527ヤード・パー72)>
将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、ALBA Net TV株式会社)。
今シーズンは全15戦が予定され、いよいよ6日から2日間の日程で開幕戦「マイナビカップ」が始まる。
注目は19年に18歳でプロ転向を宣言し、米国女子ツアーに参戦していた山口すず夏の初参戦。
「なかなか出場機会を得られる試合がなく、試合に出たかった」と、山口。JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のプロ資格を持っていない山口は、ツアーに出場する資格を持っていないため、プロとして出場できる試合は多くない。そんな状況から、マイナビネクストヒロインゴルフツアーへの参戦を決めたという。
米国女子ツアーに参戦していたほどの選手が、プロテスト合格前の若手女子ゴルファーたちの大会に? という驚きもあるが、長い不調に苦しんでいたという山口の現状も参戦の理由にあるのだろう。
21年、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)プロテストを初受験し、最終ステージまで進みながら不合格となった山口。このときから調子を崩し始めたという。
「調子が上がってきた中での最終プロテストでした。不合格となったショックは大きかったです」と話すように、自信を持って臨んだプロテストだけにショックは大きく、その後のゴルフに大きな影響を及ぼした。
「調子が悪いから練習をするんですけど、結果に結びつかない。でも練習していれば大丈夫、とは思っていました」
どうしたらいいんだろうと思い悩みながらも、愚直に練習を続けた。その成果は少しずつショットに出始めているという。
「ゴルフの内容はよくなってきました。今大会は、出るからにはもちろん優勝を目指しています」と真っ直ぐ前を向き力強く話し、「圧倒的な自信を作れば、大崩れすることはないんです」と続けた。
ツアーのトップで戦い続けるには強いメンタルに合わせて、相当な技術も必要だということを山口は分かっている。それは練習を続けるだけでは確認することができない。だからこそ求めた実戦の舞台。
山口がマイナビネクストヒロインゴルフツアーで、どんなプレーを見せてくれるのか、目が離せない。(文・河合昌浩)
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