28歳・鬼頭さくらが8年ぶりV レギュラー復帰へ「今年の目標は賞金女王」
<大王海運レディスオープン 最終日◇18日◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6605ヤード・パー72>
28歳の鬼頭さくらが、ルーキーの小林光希との激しい優勝争いを制し、2015年の「山陰合同銀行 Duoカードレディース」以来となるステップ・アップ・ツアー2勝目を手にした。濃霧でスタートが2時間50分遅れてのスタートになるなか、「67」をマーク。シーズン開幕戦を初日からトップを守る完全優勝で締めくくった。
小林に1打リードという状況で迎えた最終18番。ここでバーディを奪って出場選手のなかで唯一の2桁スコアとなるトータル10アンダーにすると、両手を挙げてよろこびを爆発させた。一時はライバルに追いつかれもしたが、「混戦になるのは織り込み済みでした。最初からバックナインが勝負と考え、バーディをいくつ獲るかしか考えていませんでした」と、前日降った雨の影響で重くなったグリーン上でも強気を貫いた。
「後半はかなり緊張していた。体も手もスムーズに動きませんでした」。2017年から19年にかけてレギュラーツアーを主戦場にしてきたが、最近は思うような結果を残せないシーズンが続いた。そこでこのオフは基本練習を徹底。ショット、アプローチ、パットと単純な練習を繰り返してきたことが大きな支えになり、シーズン開幕戦での優勝につながった。
「今年の目標は賞金女王です。そのためにはバーディーをたくさん獲ること。もっとショートゲームを練習して、しっかりスコアをつくりたいです」。ステップ・アップ・ツアーの賞金ランク1位と2位には、来季のレギュラーツアー前半戦出場権が与えられる。この1勝を、トップカテゴリー復帰への足掛かりにしたい。
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