全英オープン出場権はカート・キタヤマ、イングリッシュ、ライリーの3人が獲得!
<アーノルド・パーマー招待 最終日◇5日◇アーノルド・パーマーズ ベイヒルC&L(米フロリダ州)◇7466ヤード・パー72>
第151回「全英オープン」(7月20~23日・ロイヤルリバプール)の予選会も兼ねていた「アーノルド・パーマー招待」。出場権を持たない上位3人が獲得するが、ツアー初優勝を挙げたカート・キタヤマ(米国)、1打差の2位タイのハリス・イングリッシュ(米国)、最終日に「66」と伸ばし8位タイに入ったデービス・ライリー(米国)が出場権を得た。
世界ランキング46位で大会を迎えていたキタヤマだが、この時点ではまだ全英オープン出場の資格を持っていなかった。「全英オープンに出られるのは本当にうれしい。メジャーに出られることは素晴らしいこと」とキタヤマ。
昨年、セント・アンドリュースのオールドコースで開催された全英オープンは72位だった。「セント・アンドリュースにいられたことはとても特別なことだった。全英オープンは大きな経験。まだ僕はいい成績を残していないけれど…」と19年、21年は予選落ちだっただけに、「いい位置で戦えるよう挑戦を続けたい」と興奮した。
イングリッシュは「全英は大好きな大会のひとつ。ロイヤルリバプールは以前にも出場して予選落ちだった。風が出ると本当に難しくなる。でも街も大好きだし、また戻れることをとても楽しみにしている」とコメント。
26歳のライリーは初出場。「全英オープンは子供の頃から夢見てきた大会。アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、ゲーリー・プレーヤーら偉大な選手の名前が終わりなく出てくる。ついに出場できる機会を得た。英国でプレーしたことはジュニアライダーカップであるが、リンクスではなかった。だからロイヤルリバプールをプレーすることはとても特別、待ちきれない」と語った。
今後は、PGAツアーでは「ウェルズ・ファーゴ選手権」(5月4~7日・ノースカロライナ州)、「メモリアル・トーナメント」(6月1~4日・オハイオ州)、また日本ツアーでは「~全英への道~ミズノオープン」(5月25~28日・JFE瀬戸内海GC)で有資格者を除く上位3選手が出場権を獲得する。(文・武川玲子=米国在住)
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