大谷翔平(Photo by Diamond Images / Getty Images)
まだ時差ボケで体調が100％ではない。
そんな状態でも大谷翔平は2打席連続のホームランを放った。
3月6日、京セラドームで行われたWBCの侍ジャパン強化試合、「侍ジャパン対阪神」の一戦は、8－1で侍ジャパンが勝利した。
1974日ぶりの日本凱旋となった大谷翔平は、2本塁打6打点と大活躍を見せた。
本格的な調整となった一戦は勢いをつける派手な試合に
残り2試合となったWBCに向けた強化試合。
この阪神戦では、侍ジャパンのエースとして期待される山本由伸が先発した。
打者もヌートバーや大谷翔平、吉田正尚といったメジャー組をスターティングメンバーとして出場させた。
得点が動いたのは3回。
ヌートバーがセンターへタイムリーヒットを打ち侍ジャパンが先制する。
その後近藤がフォアボールを選び2アウト1,2塁。
打席には1974日ぶりの凱旋となった大谷翔平が入る。
カウント1—2から、低めの変化球を見事にバックスクリーンに叩き込んだ。
外に落ちる変化球であったため、最後は右手一本となり、左膝も付いた状態となったが、それでもボールはバックスクリーンまで軽々届いた。
3回裏には阪神の近本光司がフルカウントからライトスタンドへホームランを放ち1点を返すが、再び大谷翔平が魅せる。
5回表、源田壮亮が内野安打で出塁し、2アウトから近藤がフォアボールを選び2アウト1,2塁。
前の打席と同じ状況となったことで、再びのホームランへの期待感が高まる観客。
カウント3—2から投げられた富田の一球は、真ん中やや高め。
大谷翔平はこれを見事に打ち返し、バックスクリーンに叩き込んだのだ。
凱旋試合で2本塁打6打点の大暴れとなった大谷翔平は、格の違いを見せつける形となった。
「大谷やばすぎ」「大谷バケモン」といったタグがトレンドを席巻
Twitterでは、「大谷やばすぎ」「大谷バケモン」「大谷のHR」といったタグがトレンド入りし、改めてその影響力の大きさを知らしめた。
これで一気に侍ジャパンの雰囲気も良くなったが、それだけではなく、世間のWBCへの関心を高めることにも成功した。
大谷はさすが千両役者といったところだろう。
明日、オリックスと強化試合を行った侍ジャパンは、いよいよ3月9日にWBC本番の中国戦を迎える。
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