最高の一瞬『オフロードパスの名手_ソニー・ビル・ウィリアムズ(ラグビー)』
ソニー・ビル・ウィリアムズ選手は、2012年にトップリーグのパナソニックワイルドナイツでプレーしました。
愛称は名前の頭文字を取って「SBW」。このシーズン、チームメイトの山田章仁選手(現九州電力キューデンヴォルテクス)が20トライを挙げてトライ王を取っているのですが、それはウィリアムズ選手のおかげでもありました。
彼はオフロードバスの名手で、ほぼ右手しかやらなかったのですが誰も止めることができませんでした。オフロードパスを世界的に有名にした選手です。
194cm、110kgというすごい体格なんですが、ステップで抜いて、相手ディフェンスの間に入ってからパスをします。捕まえられてもなかなか倒れない。そこにウイングの選手が走ってきたら、もうトライでした。
最初はオーストラリアで13人制のラグビーをやっていて、その後15人制に来てオールブラックスでワールドカップ優勝も経験しています。7人制ラグビーの代表にもなって、リオデジャネイロオリンピックにも出場しました。そしてボクシングもやっていいた変わり種の選手でした。
「セクシーな選手」として世界的にも知られた選手でしたが、日本でも強烈なインパクトを残しました。
▼斉藤健仁(さいとう・けんじ)
1975年生まれ、千葉県育ち。大学卒業後、サラリーマンを経て写真も撮影するスポーツライターに。WEB、雑誌等でラグビーやサッカーを中心に取材、執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材し、サッカーW杯やユーロ、夏季五輪にも赴く。
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