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大一番となるマンチェスター・C戦で重大なミスを犯した冨安健洋、成長の糧にしてさらなる成長が必要
冨安健洋(Photo by Mike Hewitt / getty images sport)
2月15日、プレミアリーグ「アーセナル対マンチェスター・シティ」の一戦が行われ、3-1でマンチェスター・シティが勝利した。
日本代表DFの冨安健洋はこの大一番でスタメン出場するも、バックパスのミスからシティに先制点を奪われるなど、残念な結果となった。
試合数はアーセナルの方が1試合少ないものの、勝ち点で並ばれ得失点差でマンチェスター・シティに首位の座を明け渡すこととなった。
あまりにも痛いミスを犯した冨安
今季のプレミアリーグ優勝を争うライバルとの直接対決で、アーセナルの冨安健洋が大きなミスを犯してしまった。
この大一番でアルテタ監督からスタメン起用された冨安は、その期待に応えたかったところだが、無情にも結果は真逆のものとなった。
前半24分、ハーランドがセンターライン付近でヘッドで左サイドに流す。
このボールは冨安が下がりながらも追いつけるシーンであったが、グーリッシュがすぐ後ろからプレッシャーを掛けてきたこともあり、GKにバックパスをした。
しかし、このボールがスピードもなく中途半端な位置に流れたため、狙っていたデ・ブライネにダイレクトでゴールに流し込まれたのだ。
狙っていたデ・ブライネも素晴らしかったが、一度でも首を振り中を確認していれば防げたシーンだっただけに、試合後に大きな批判の声が上がるのは仕方がないことだろう。
さらに印象を悪くしたのが、前半27分のシーンだ。
左サイドからクロスが上がると、エリア内に走り込んでいた冨安がフリーでシュートを放つ。
高めのボールであったため、難しいシュートではあったが、冨安はこれをゴール上にふかしてしまったのだ。
攻撃的な選手ではないため、シュートを外すこと自体はそれほど問題ではないが、大きなミスを犯した後でありながらチャンスを逃してしまったため、さらに印象を悪くしてしまったのだ。
65分にはゴールまであと一歩となるクロスでチャンスを作ったが、チームも負けてしまったことで、厳しい立場となることだろう。
キャリア最大のミスを成長の糧にしたい冨安
おそらく冨安にとって、このマンチェスター・シティ戦はこれまでのキャリアで最もつらい試合となったはずだ。
シーズンも後半に入り、首位を争う最大のライバルとの一戦で大きなミスを犯してしまったのだからそれも当然だ。
さらに、大一番でスタメン起用してくれたアルテタ監督の期待を裏切るような形となってしまったことで、そのつらさも増すことだろう。
しかし、シーズンはまだ終わっておらず、キャリアもまだまだあと10年は続いていく。
最終的にアーセナルが優勝すれば、冨安のミスもそれほど掘り起こされないはずだ。
また、今後所属するクラブで圧倒的な活躍を見せれば、「あのミスが僕を成長させた」と言えるはず。
人間ゆえにしばらくは精神的に落ち込み、アルテタ監督からの信頼度も下がってしまうかもしれないが、冨安の実力ならばきっと再びチャンスは訪れることだろう。
このミスを成長の糧にして、さらにワールドクラスのDFに近づいてほしいものだ。
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