唯一の勝ち上がり組がQシリーズで日本勢最上位 識西諭里が生かした2次予選の経験 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 M・デ・ロイ -7 B・ヤダ -7 A・ユボル -7 4 L・ハートレッジ -6 L・ワーン -6 6 R・レネル -5 N・グセバ -5 リン・ツェーハン -5 9 A・ベラツ -4 S・オー -4 順位の続きを見る
識西諭里が日本勢トップの滑り出しを見せた(撮影:ALBA)
<LPGA Qシリーズ(前半) 初日◇1日◇RTJマグノリア・グローブGC(米アラバマ州)>
蒸し暑く多くの選手が半袖で過ごした前日が嘘のように冷え込んだ米ツアー最終予選会「Qシリーズ」の初日に、日本勢最上位につけたのは1アンダー・32位タイ発進の識西諭里。3人のうち唯一、1次予選から勝ち上がってきた選手だった。
フォールズCの1番からスタートした識西は「前半はチャンスから3パットしてしまったり厳しかった」と9ホールを終えて1オーバーという状況だったが、「チャンスを増やしていこうと切り替えてできた」と立て直すと11番でバーディ。さらに16番でチャンスを外して迎えた17番では残り154ヤードから3メートルにつけてこの日4つ目のバーディを奪取。しっかりとアンダーに潜って初日の戦いを終えた。
この日は2次予選の経験が大いに生きた。カリフォルニアで行われた1次は暑さのなかでのプレーだったが、先月のフロリダで行われた2次は一転、寒さとの戦いとなった。この日はトップバッター、最低気温6度というなかでのスタート。それでも、「2次が寒かったこともあって、今回はヒートテックなどの防寒具をたくさん持ってきました。カイロも貼っています」と対策はバッチリ。手袋とダウンを脱いでは着てを繰り返すなどしてうまくしのいだ。これも自ら体験したからこそだ。
その2次は国内の最終プロテストに落ちた失意のなかでの勝ち上がりだった。それだけに米ツアーにかける思いは強い。「しっかりと調整して明日からも頑張りたいです」とここからさらにギアを上げていく。(文・秋田義和)
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