「カタールの奇跡再び!わずか数ミリが未来を変えた三苫の折り返し
写真:三苫薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
12月2日(日本時間4:00キックオフ)、カタールW杯グループE「日本対スペイン」の一戦が行われ、2-1で日本代表が勝利した。
前半早々にスペインに先制されるも、後半に投入された堂安と三苫が躍動。
後半3分に堂安がビューティフルゴールを奪うと、後半6分に三苫薫がゴールラインギリギリで折り返し、田中碧がゴールを奪った。
歴史的勝利をあげた日本代表は、グループEの首位でベスト16進出を決めた。
注目の久保がスタメン、三苫と冨安はベンチスタート
この試合、日本代表は「3-4-2-1」の3バックのフォーメーションで臨んだ。
GK
権田 修一
DF
谷口 彰悟
板倉 滉
長友 佑都
吉田 麻也
MF
田中 碧
守田 英正
久保 建英
伊東 純也
鎌田 大地
FW
前田 大然
ラ・リーガでプレーしスペインを良く知る久保建英をスタメンで起用し、三苫や冨安はベンチスタートとなった。
試合は予想通り序盤からスペインペース。
前半11分にアルバロ・モラタにゴールを決められるも、その後は組織的な守備で追加点を許さず0-1で前半を折り返す。
何度か激しいプレスからボールを奪いチャンスを作った日本だったが、得点には至らなかった。
日本代表の未来を変えた「数センチ、数ミリ」
堂安のゴールが確実に流れを日本に持ってきた要因だった。
しかし、なんと言っても2得点目だろう。
後半6分、堂安が打ったシュートが枠を外れ、ゴールラインを割るかと思われたが、三苫薫が足を伸ばし執念の折り返しを見せた。
VARでゴールが認められたが、一見するとボールが外に出ているように見えたが、ほんの数センチ、数ミリだけライン上にかかっていたのだ。
このゴールが認められなければ、日本はグループステージ敗退となっていただけに、まさに「未来を変えた数センチ、数ミリ」だったと言えるだろう。
ドイツとスペインという優勝候補2ヵ国に勝利するという奇跡を起こした日本代表は、グループEの首位でベスト16に進出となった。
「新たな景色」であるベスト8への挑戦が始まる。
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