初シードは12人、シード陥落は20人 宮里優作は土壇場でシード保持、藤田寛之はファイナルQTへ【シード権争いの明暗】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 C・キム -32 2 岩崎亜久竜 -26 3 池田勇太 -24 4 朴相賢 -23 5 小平智 -22 6 今平周吾 -21 宋永漢 -21 8 堀川未来夢 -19 星野陸也 -19 J・デロスサントス -19 順位の続きを見る
宮里優作は3連続バーディでシード決める!(撮影:鈴木祥)
<カシオワールドオープン 最終日◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>
来季のフル出場権を獲得できる賞金シード選手が決まった。賞金ランキング上位65名に付与されるが義務試合数不足の選手を除いて賞金ランキング70位までの選手が手にした。初シードは12人、シード復帰は8人。シード喪失は20人という結果になった。大会前に圏外だった選手3人が滑り込み、今年もドラマが起こった。
今年のドラマの主役は外国勢の3人。大会前賞金ランキング71位だったジャン・ドンキュ(韓国)が13位に入り同63位に浮上して4季連続6回目、同74位のソン・ヨンハン(韓国)は6位タイに入り、同50位に浮上して2季連続8回目、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)は、最終日に「68」をマークして19位タイに順位を上げて滑り込みで68位に入り、2季ぶり18回目のシード復帰を決めた。
逆にはじき出されたのはガン・チャルングン(タイ)とマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)、そして、最後のひと枠にはドラマがあった。賞金ランキング67位と68位で迎えた坂本雄介と宮里優作の二人。シード圏内の67位で今大会を迎えた坂本は、最終日に最終9番ホールで3パットボギーを喫するなど「75」と崩して32位タイから60位タイに落とした。対して宮里優作は最終日の15ホール目の6番を終えて仮想ランキングでは圏外にいたが、上り3連続バーディで「64」として24位タイとなり、賞金ランキング66位に入った。71位と初シードを逃した坂本は70位の木下裕太との差は約43万円だった。
2017年の賞金王獲得の宮里は、来年も複数年シードで出場権は確保していたが、欧州ツアーに参戦した19年以外、フル参戦してシード落ちの経験はない。シード権確保について「大きいですね。自分のバロメーターというか、そこが一番測るところ。どういう形であれそこに入っていないといけない」と安堵の表情を浮かべた。「まあでも1年間、苦しかったですね。ティショットがずっと苦労していた。プレッシャーがかかったときはまだ不安がある。オフでなんとか来年に向けていろいろやっていこうと思います」。来季に向けて戦う準備を始める。
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