サッカーでスパッツを履くのはなぜ?その役割と効果とは?
サッカーの試合を観ていると、何人かスパッツを履いてプレーしている人を見かけたりしますよね。
当たり前のような光景なので疑問に思わない人も多かったりしますが、改めて考えてみると「なぜスパッツを履いているんだろう?」とその答えが分からなかったりします。
履くことでメリットがあるから履くわけですが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?
この記事では、そんな「サッカーにおけるスパッツの役割と効果」について解説していきたいと思います。
スパッツの種類
スパッツとは、サッカーでユニフォームのパンツの下に履く肌にピッタリとフィットする薄手のパンツのことです。
「インナーアーマー」や「アンダーアーマー」と呼ばれることもあります。
スパッツを履くことでいくつかのメリットがあるわけですが、その前にスパッツの種類を説明しておきましょう。
ショートスパッツ
ショートスパッツは、太ももの半ばあたりまでの短いスパッツです。
主に春~秋にかけて履く機会が多くなるタイプで、フィット感はもちろん非常に速乾性や通気性に優れているという特徴があります。
ロングスパッツ
ロングスパッツは、くるぶしくらいまである長めのスパッツです。
特に冬の季節にサッカーをする際に履く機会が増えます。
フィット感はもちろん、ある程度の保温性も期待できます。
スパッツの役割とその効果
次に、スパッツの役割とその効果を挙げていきましょう。
その効果を知ることで、「自分もスパッツ履いてみようかな」と思う人もいることでしょう。
体温調整に役立つ
前述した通り、ショートスパッツには速乾性や通気性に優れていたり、ロングスパッツには保温性があったりします。
これによって、体温調整に役立つわけです。
「パンツの上からショートスパッツを履くと余計暑くなってしまうのでは?」と思う人もいますが、実はスパッツは下着としての機能も兼ね備えているので、下着を履かずにスパッツだけを履くスタイルで問題ないのです。
慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、慣れれば非常に快適にプレーすることができることでしょう。
ジュニア世代の大会やフットサルの大会などは、1日に複数の試合をすることもあったりしますが、試合後はかなり下着が湿って気持ち悪かったりします。
しかし、スパッツを履いていればその速乾性によって快適に待ち時間を過ごすことが可能となるのです。
筋肉や関節の負担を軽減
太ももやハムストリングスなどの筋肉、そして股関節などは、サッカーで痛めやすい部位です。
しかも、数日で治るケガではなく、長引いてしまう可能性も非常に高いのがこれらの筋肉や関節の怪我の嫌なところです。
スパッツは、これらの部位に掛かる負荷を軽減してくれるので、安心してプレーすることが可能となります。
特に太ももの肉離れや股関節炎などに1度でもなったことがあるというプレイヤーは、「また同じ個所を痛めたらどうしよう」という不安を常に抱えながらプレーしているものです。
そういった選手は、スパッツの着用をおすすめします。
また、その着圧によって筋肉の無駄な動きを抑え、パフォーマンスレベルが上がるという効果も期待できます。
着圧によって疲労を軽減してくれる
スパッツは一定以上の着圧があるので、疲労を軽減してくれるというメリットも得られます。
これは実際にスパッツを履いてプレーすると分かるのですが、明らかにプレー後の疲労が少なくなります。
適度に圧力が加わることで、血流が促進されることで疲労は軽減されるのです。
試合中の疲労感はもちろんですが、特に大会前の練習に熱が入り過ぎて当日に疲労が残ってしまっているという選手も中にはいたりします。
しかし、スパッツを履いて練習を行っていれば、蓄積される疲労も違ってくるので、最高の状態で試合に臨むことができるはずです。
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