
写真:中井卓大(Koji Watanabe/Getty Images)
JFA(日本サッカー協会)は10月7日、カタールW杯における日本代表のトレーニングパートナーにU—19日本代表選手を10名程度帯同させると発表した。
レアル・マドリードのカスティージャに所属する中井卓大(18)選手が選考される可能性もあることから、注目が集まる。
フル代表のトレーニングパートナー&W杯観戦を予定
今回W杯日本代表のトレーニングパートナーを務めるU-19代表は、フル代表の紅白戦やセットプレーの練習などに参加する予定だ。
また、W杯のグループ予選のドイツ戦、コスタリカ戦、スペイン戦の3試合を現地のスタジアムで観戦予定となっている。
レアル・マドリード中井の参加の可能性もあり
反町康治技術委員長が発表したU-19代表のW杯参加人数は「10人」だった。
この数字が意味するものは、U-19の強化といった意味合いは小さく、あくまでもフル代表のトレーニングパートナーを目的とする意味合いが強いということだ。
したがって、選ばれる10人の選手は、U-19の中心選手や、今後日本代表を背負っていくような優秀な選手が選ばれる可能性が高い。
そういった意味では、年齢的にもU-19世代であり、実力、将来性、スター性共に抜群の存在であるレアルの中井卓大が選ばれる可能性も十分にあり得ると言えるだろう。
久保建英も4年前にトレーニングパートナーを経験
4年前のロシアワールドカップでは、現在日本代表で最も注目される選手である久保建英がU-19日本代表のメンバーとしてフル代表のトレーニングパートナーを務めた。
当時17歳だった久保は、本田圭佑や香川真司らと同じピッチでトレーニングをし、本大会を現地のスタジムで観戦したのだ。
「刺激だらけというのが正直なところです」
「自分もいつかこうなりたい、自分の目指しているところです」
17歳の久保は実際にトレーニングパートナーを経験した際、このようなコメントを残している。
若い選手にとって、W杯を身近で感じる経験は選手としての成長を加速させる最高の時間なのだ。
中井卓大がトレーニングパートナーという形ながらでもW杯の空気を経験することができれば、今後レアル・マドリードのトップチームでの出場を目指す上で必ずプラスになるはずだ。
帯同させる10人は今後発表される予定だが、その中に中井卓大の名前があるかどうかに注目だ。
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