タイトリスト『TSR』シリーズ、9月30日デビュー【試打してみた!】
タイトリスト『TSR』シリーズ(左から2、3、4)が9月30日デビュー
アクシネットジャパンインクから新商品発売の連絡が届いた。
「[▶▶▶C・スミスが『TSR2』、M・ホーマが『TSR3』に1W変更。名器『TSi3』とどう違う?]()
同日発売で、『TSR』フェアウェイメタル(TSR2、TSR2+、TSR3)も発売となるが、まずは『TSR』ドライバーの何が進化したのか?
「インパクトのあらゆる側面を徹底研究・検証し、すべてのプレーヤーが望む驚異のスピードと飛距離性能、そして高い安定性を、すべてのスイングにおいて繰り返し実現できるようデザイン設計、開発。PGAツアーで最も使用された前作のメリットすべてをNEW TSRにも取り入れ、さらに進化させるために、新しいフェーステクノロジーの導入やエアロダイナミクスを改良。すべてのゴルファーのスピードパフォーマンスを一層引き出すことができます。
TSR2、TSR3、TSR4の3機種は、あらゆるプレーヤーに対応できるようそれぞれ異なるパフォーマンスを提供します。『TSR2』は驚異のスピードと安定性を実現する最高のパフォーマンスドライバーで、『TSR3』はSureFit調整可能なCGトラックウェイトなど精密チューニングが生み出す驚異のスピードを実現。『TSR4』は進化した調整可能なSureFitウェイトにより、スピンを抑えて最適化させるようにコントロールすることが可能です」(同)
■1.25インチ短くしたのに『TSR2』の初速が最大2.6m/s増!
記者のエースドライバーは前作『TSi2』だが、事前に[SR2.5]()』といった感じに『3』寄りのいい顔要素が混ざっていた。
シャフトも自身のエース『Tour AD UB-6X』で打ち比べたが、最初に驚くのが、切り返しでヘッドの重さが消える点。自分のエース『TSi2』は45.75インチと長めだが、『TSR2』はヘッド重量が3gほど軽いのでは?と感じた。しかし、重さは同じとのことで、『TSR2』のエアロダイナミクスの効果がいきなり出た模様。
感覚的にヘッド1つ分以上速く振れてしまうため、持ち球のローフェードではなくストレートからドロー傾向になった『TSR2』。エースの『TSi2』ではスピン量が多かったが、フィッターの「44.5インチ以下に短く握ることでスピン量は減らせる」との助言に従うと、ミート率アップあり、エースより最大【2.6m/s】も初速が上がり、最長距離差は12yも『TSR2』が上回る結果に。
■コースで振る時を想定し、フィッターが先回り
上記の結果は、あくまでも室内の弾道計測機『GCクワッド』によるフィッティング結果。コースでいい結果の出ていたエース『TSi2』に敵うはずがないと思ったが、フィッター黒木氏の読みは深く「コースでの記者の姿」を想定して、SureFitが「B4」、今作からウェイト種類を増した「ヘッド重量+2g」を推奨。
レンタルさせてもらってコースでも試した結果、エース『TSi2』より1.25インチも短くなったのに、推奨スペックの『TSR2』は恐る恐る打った初球から持ち球通りのフェードで長距離が打てた。ホールが進み、慣れるにつれて振れた分だけ前に飛ぶ結果。記者は以前のエースを打つ気すらなくなってしまった。
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なるほど、PGAツアー選手たちがスイッチして即結果が出る理由がよく分かる。『TSR』シリーズを検討している人は、できれば「タイトリストのフィッティング」を受けてみてほしい。自前のエースドライバーの弱点が、全て解消できる可能性大だと感じる。
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