【日本代表/国内合宿取材】W杯以来1年ぶりの再戦に燃える清水和也。「あのときの悔しい気持ちを思い出しながら…」
昨年のFIFAフットサルワールドカップ終了後、木暮賢一郎監督の元、新たなスタートを切った日本代表においても、エースとして期待がかかるのが、清水和也だ。
これまで、若いながらもすでに代表の中心選手として戦ってきた清水だが、代表でも若い選手が増えたことで中堅の立ち位置になり、考えも変わってきている様子。
ただ、チーム内での立場は変わりながらも、去年のW杯で敗れた悔しさは変わっていない。ブラジルとのリベンジを前に清水は今、どんな心境でいるのだろうか。5日、練習初日を終えた清水が取材に応じた。
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ブラジルに対して食ってかかっていく
──木暮ジャパンになって初の招集となりましたが、練習初日を終えていかがですか?
目の前にブラジルとの大事な試合があるので、非常に集中したいいトレーニングができたと思っています。ブルーノ監督のときからメンバーも変わって、個人としてはすごくフレッシュな気持ちで参加させてもらっていますが、戦術を擦り合わせる期間が限られているので、集中し続けなければいけない状況です。
──これまではスペインにいたことで、招集したくてもFIFAデイズとの兼ね合いで招集できない状況が続いていたと思いますが、こうしてもう一度呼ばれて、どんなモチベーションでいますか?
スペインにいたときから代表に呼ばれることを目標としていました。日本で親善試合をするのは、個人としては(2018年の)アルゼンチン戦以来です。フットサル日本代表が日本で試合をすることはすごく重要な意味を持っていると思いますし、見てくださる方々にとって素晴らしい時間になると思う。非常にわくわくしていますし、「絶対に勝ちたい」という強い気持ちでいます。
──アジアカップに関しては、清水選手としては二度目の参戦となりますが。
前回、2018年に出場したときは決勝まで進出しましたけど、イランに敗れて悔しい気持ちがあります。僕たちが目指しているのは優勝なので、それに相応しいチーム作りをすることもそうですけど、自分がチームの力にならなければと思っているので、すごくいいモチベーションでやれています。
──当時は室田祐希や齋藤功一といった若手メンバーのセットの一人でした。ですが立場が変わった今、どんな気持ちでアジアカップに臨みますか?
自分に求められいるのは、前線での仕事です。そこでチームに貢献することもそうですけど、若い選手がたくさん出てきて少しずつ立場が変わっていくなかで、継承していかなければいけない部分はあります。ベテランの選手と若手選手との間に入って、クッションのような役割になることも大事かなと思っています。ただ一番はピッチで仕事をすることなので、そこはブラさずやっていきたいです。
──ブラジル代表とはW杯で悔しい思いをして以来の試合になります。
メンバーを見てもトップレベルの選手ばかりです。日本での開催ということで、フットサルファンの人たちが楽しみにしている試合でもあるので、自分たちがフットサル王国・ブラジルに対して食ってかかっていく姿勢を示したい。やはり自分たちのスタイルで真っ向勝負をすることが重要だと思うので、どん欲に結果を求めてやっていきたいです。
──次のW杯へ向けても、ここからがスタートでしょうか?
個人的には、ブラジルに負けたあの日から次のW杯へ気持ちを切り替えていますし、そのために、いろいろやってきたつもりです。一つひとつ階段を登って、まずは出場権を取らなければいけないので、いよいよ始まるという思いです。あのときの悔しい気持ちを思い出しながら、自分を奮い立たせてやっていきたいです。
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