
写真:長谷部誠(Photo by Soccrates/Getty Images)
9月7日、CL(チャンピオンズリーグ)第1節フランクフルト対スポルティングの試合が行われ0-3でスポルティングが勝利した。
この試合、日本代表MF鎌田大地と守田英正が共に先発したことでCLでの日本人対決が実現したが、元日本代表MF長谷部誠も後半39分から出場している。
長谷部のCL出場は実に13年ぶりとなり、日本人のCL最年長出場記録となった。
フランクフルトはスポルティングに完敗
アイントラハト・フランクフルトのホームスタジアム(Photo by travelview)
フランクフルトのホームで迎えたCL初戦は、なんとアウェイのスポルティングの圧勝となった。
後半15分すぎまでは0-0のまま一進一退の攻防だったが、後半20分に先制点を決められると後半22分に追加点、後半37分にもダメ押しとなる3点目を取られ万事休す。
大事なCL初戦は守田のスポルティングが完勝となった。
長谷部は13年ぶりにCL出場!38歳でのCLは日本人最年長記録
(Photo by alphaspirit)
この試合には、先発出場した鎌田と守田だけでなく、元日本代表MFの長谷部誠も後半39分から出場している。
長谷部はヴォルフスブルク在籍中の2009—2010シーズンにCLに出場しており、この試合で13年ぶりのCL出場となった。
38歳でのCL出場は、日本人として最年長出場記録となる。
この試合で長谷部は短い時間ながらも好プレーを連発する。
1プレー目を無難にこなしスムーズに試合に入ると、2プレー目には見事なサイドチェンジを見せる。
残念ながら味方のトラップミスでチャンスにはならなかったものの、素晴らしいプレーだった。
さらに後半43分には中盤で積極的にプレスをかけボールを奪うとゲッツェとのパス交換からエリア内にスルーパス。
このパスはゲッツェが感じておらず通らなかったが、積極的に攻撃にも絡む。
その後も攻めあぐねるチームの中で早めにアーリークロスを放り込むなど好プレーを何度も見せた。
(次ページ「長谷部はEL優勝の最年長記録も持っている」へ続く)
長谷部はEL優勝の最年長記録も持っている
長谷部は、この試合で日本人としてのCL最年長記録を記録したが、EL(ヨーロッパリーグ)では優勝最年長記録も2021—2022シーズンに打ち立てている。
こちらはすべてのプレイヤーを含めた記録となっており、まさに日本が誇るレジェンドであり、フランクフルトにとっては「皇帝」なのだ。
今季のCLはまだ1試合が終わったにすぎない。
ドイツ『ZDF』の特集番組で「もしもCLのピッチに立ったら、泣いてしまうかもしれない」と語っていた長谷部だが、この試合でもちろん長谷部の涙は見られなかった。
フランクフルトの皇帝は、チームの勝利のためにこれからも120%の力でプレーを続けるだろう。
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