LIVゴルフに対抗でPGAツアーと欧州ツアーが関係強化 賞金増額にPGAツアー出場権の獲得も | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
モナハンPGAツアー会長(左)とペリー会長(右)(撮影:GettyImages)
28日、米国男子のPGAツアーと欧州男子のDPワールドツアーがさらなる提携強化を発表。2035年までの今後13年間の契約で欧州ツアーは賞金を増額し、ランキング上位者がPGAツアーのツアーカードを獲得することも可能になる。
20年に両ツアーの提携が発表されており、「欧州との戦略的協力は当初から非常に有効なものであったが、この契約で米、欧州がともにさらなる発展をすることにとても興奮している」とPGAツアーのジェイ・モナハン会長はコメント。PGAツアーが所有する欧州ツアーへの出資額を15%から40%へとアップ、世界中で開催される大会スケジュールにも協力するとした。金額の詳細は発表されていないが、今後5年間は確実に毎年の賞金増額が保証された。
23年から欧州ツアーシーズン終了時のポイントランキングトップ10(すでに所有している選手を除く)は、翌年のPGAツアー出場権を獲得する。これは世界中から欧州ツアー、PGAツアーへと進む道を開くもので、南アフリカのサンシャインツアー、オーストラレイジアツアーから欧州ツアー、PGAツアーへとすすむことができる。
「これは世界の実力のある選手がツアーで活躍できるチャンスを作れるものだ」と欧州ツアーのキース・ペリー会長。「PGAツアーとここまで提携をしてきた上でこの動きは自然に発展したもので、選手、ファン、ツアー、そしてゴルフにとって正しい方向に進んでいると信じている」とコメントした。
次週はスコットランドのルネッサンスクラブで米欧両ツアー共催の「ジェネシス・スコットランドオープン(7月7〜10日)が開催。また裏大会の「バーバゾル選手権」(米ケンタッキー州)へ欧州ツアーの選手が出場できる。
Follow @ssn_supersports