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昨季の賞金王がじわじわ追いかける 「いつでも準備はできている」2時間以上の中断も篠崎紀夫が気にしないワケ  | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 佐藤えいち -10 2 野仲茂 -9 3 真板潔 -8 田村尚之 -8 5 篠崎紀夫 -7 秋葉真一 -7 矢澤直樹 -7 8 寺西明 -6 中山正芳 -6 清水洋一 -6 順位の続きを見る

マイペースに戦う篠崎紀夫はシニア賞金王の貫禄が出てきた

マイペースに戦う篠崎紀夫はシニア賞金王の貫禄が出てきた(撮影:ALBA)

すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 2日目◇3日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6867ヤード・パー72>

国内シニア「すまいーだカップ」の第2ラウンドは、午前9時45分に雷雲接近により競技が中断。2時間22分後の12時07分に再開となった。その間、選手たちはレストランで食事をとったり、休憩したりとさまざまな方法でリラックス。“戦う気持ち”を作り直す必要があるが、難なく普段通りの力を発揮したのが昨年の賞金王、篠崎紀夫だ。

トップに行く前に左へ踏み込む! 田村尚之のスイング【連続写真】

長い休憩時間で体が固まり、再開直前に練習場でボールを打ってウオーミングアップをする選手が多い中、篠崎は9番アイアンとピッチングウェッジ2本持って素振りをするだけ。「日頃からスタート前はボールを打たずに素振りだけです。いつでも準備はできております」と胸を張る。普段からボールを打たずにスタートするため、短い時間で体も気持ちもアップも作るのが早いため、中断はいとわない。

中断前の5番まで篠崎は1ボギーと一つスコアを落としていたが、競技再開直後の7番パー3は「安全に左を狙ったらいきすぎました」とピン左10メートルに乗せてしまったが、それを沈めてバーディ。8番パー5で連続バーディを奪うと「ラッキーもあって、ここで流れが変わりましたね」。後半も2つ伸ばして、この日5バーディ・2ボギーの「69」で回り、トータル7アンダー。首位と3打差の5位タイで最終日を迎える。

「今日の2つのボギーは、グリーン手前からのやさしいアプローチのミス。明日はその辺の気を引き締めてやりたい。ショット自体は相変わらず危なげないので、自分ができることをやりたい。(逆転優勝の)射程圏内というわけではけど、くらいついているので無理なくやりたい」。淡々と語るその口調は昨年3勝を挙げて賞金王を戴冠した貫禄にすら感じる。決して小さくない差でも、淡々と追いかける。

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