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米国帰りの28歳・新武瑠衣 わき目もふらずに初VへGO! | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 新武瑠衣 -2 2 佐久間朱莉 -1 3 福田侑子 0 4 服部真夕 +1 5 鈴木麻綾 +2 廣田真優 +2 保坂真由 +2 8 植手桃子 +3 木下彩 +3 リ・ハナ +3 順位の続きを見る
新武瑠衣、ツアー初タイトルをかけていざ最終日へ(撮影:鈴木祥)
<京都レディース 2日目◇18日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6355ヤード・パー72>
ガマンにガマンを重ねた。通算アンダーパーがわずか2人という難コースを相手に、新武瑠衣が2バーディ・2ボギーの「72」をマーク。トータル2アンダー・単独首位に立ち、初優勝に王手をかけた。
2017年にプロテスト合格の28歳。幼少期はバスケットボールに熱中し、小学校卒業を期に、本格的にゴルフへ取り組み始めた。家族の意向もあり、中学の進学先として選んだのは米国。単身渡米した新武は、右も左も分からない中で必死に英語を勉強し、大学1年生までゴルフの腕を磨いた。そして、20歳を迎える2013年に帰国。以後はレギュラーツアーのシード獲得を目標に戦ってきた。
だが、ここまで勝利に縁はなかった。本人も自覚する課題はメンタルだ。17年の「フンドーキンレディース」、18年の「日医工女子オープン」で最終日最終組に入るも、優勝争いのプレッシャーによってスコアを崩した。「最終組ということで、きょうも緊張していた。毎回そうなんですが、スコアに意識がいってしまうので、絶対に速報ボードは見ないようにしているんです。16番で絶対見える位置にあるんですけど、きょうも見ませんでした」。
ところが、「細心の注意を払っていたのに17番で(速報ボードを)見てしまった」。緊張からティショットは右のラフに行ってしまうが、そこから立て直した。難易度1位の17番で値千金のパーセーブ。「自分が成長したのもあると思う。きょう、速報ボードを見なかったらその成長もわからなかった」と胸を張った。
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